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99(TORCHES ZERO統括)

文:守屋佑一

なんとなく昔から99という数字が好きで、100よりも魅力を感じてしまう。
なぜだろう。
僕と99の関わりといえば、高校の創立99年の年に卒業したのと中村紀洋選手のファンということくらいか。
そんなことは関係なしに99という数字が好きだ。
でも好きとか嫌いとかは特に理由がないものかもしれない。
ただ、完全な綺麗なものよりそれができる直前がなんとなく良いと思っているのかもしれない。
そういえばだいたいの少年漫画やアニメは最終回よりその一つ前が面白い。
最終回はなんとなく切なく寂しい気持になる。
漫画だけではない。学校生活、遊び、旅行、飲み会、祭、小説、季節。どれもこれも終わらなければいいのに、と思うのに必ずいつも終わってしまう。今年はなんだか夜が涼しくなるのが早いから、いつもより意識してしまう。
終わりは始まりとか言うけれど、どうしても「今」に目が行ってしまい、終わりたくない気持ばかりでなんでもかんでもギリギリまで引っ張ってしまう。
終わりは始まりかもしれないけれど、やっぱり終わりは終わりなのだ。

本日でこのマガジンは99回目の更新。明日の100をもって終わりを迎える。
4月1日から平日毎日更新。100回のうちいくつ自分が書いたのかいちいち記録なんてしちゃいないけれど、恐らく3人の中で僕が一番更新頻度が高かったろう。ストックなんかほとんど作れずスマホでぽちぽち打ち込んで毎度毎度のギリギリ更新。飲み会の日は辛かった。
余裕のない心では素晴らしいものは生まれない。後半はそれはそれはひどいもんだった。特に自己紹介シリーズ最新の「守屋佑一のこと8」はだいぶはしょりすぎてしまって、近々書き直すつもりだ。
この自己紹介シリーズは個人的にはとても気に入っていて、書いているうちに思い出すことも多く、時間がなく書けないことも多かったし、27年生きていたうちの16年分しかかけていないので、そのうち単独マガジンで加筆もしてやり直そうかとおもってる。
くいしんと大川直也。個人的にはこの二人の人生も僕はもっと知りたいし、読者のみなさんも知りたいだろうと思っているので続けてほしいところだ。

このマガジンが終わるのはもちろん寂しいのだが、毎日更新のプレッシャーがなくなり、ほっとしている側面ももちろん否めない。
でも、すぐにペーパーのための準備やら、メルマガやら新マガジンやら追われ続けていくのだろう。新マガジンでは、僕の散歩の放浪癖をさらしていく。一応、沖縄以外全部の県へ行ったことがあるので、旅したい方々の参考になればとても嬉しい。
メルマガもこちらのURLから登録できるので、暇つぶしにでも登録してもらえたら。

http://torches.jp/

リノベーションの記録と言いながら、途中からどんどんリノベーション以外に逸れていったけど、それもまた一興。だけれど終わりが嫌いとか言っておきながらリノベーションは早く終わらせたい。
リノベーションが終わるとき、やっぱり終わりが寂しくなればいい。

※この記事は全文無料の投げ銭コンテンツです。投げ銭はまだまだ完成しない牛乳ビルのリノベーション資金となります。

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