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バンプオブチキン

くいしんのこと5-バンプオブチキン

どうも、小田原生まれ小田原育ちのくいしん(@Quishin)です。いまは都内で、Webディレクターという仕事をしています。

高校時代、僕はBUMP OF CHICKENをよく聴いていた。友人からパンクを教えてもらうまでは特にバンプオブチキンの『jupiter』を死ぬほど繰り返し聴いていた。しかも今はなきMDで。いま思えば、MDがあっという間になくなってしまうなんて考えてもなかった。5年後にはiPodで音楽を聴いていたからだ。

くいしんのこと1
https://note.mu/torches/n/n07cfca666bcd

くいしんのこと2-幼稚園の頃の夢は本屋さんになること。
https://note.mu/torches/n/n87213f3a823d

くいしんのこと3-くいしんと神聖かまってちゃんのの子が書いていた漫画の共通点とは!?
https://note.mu/torches/n/n6bbd429ac7c4

くいしんのこと4-お笑いばかりの日々だったけどインターネットに出会ったのも中学かもなあ
https://note.mu/torches/n/nc3eec6bd57ee

たぶん中2のときだったか、バンプの“天体観測”が爆発的に売れていた。調べてみると『jupiter』が発売されたのは2002年。もう13年も前だ。これを読んでいるあなたはバンプのことをどんなジャンルの音楽だと思っているだろうか。ロックとか、ポップスとか、そういう何かだろうか。「バンプってロックなの? ミスチルってロックなの?」何度も聞かれたことのある質問だ。ロックなのかポップスなのかわからない音楽。それは、大抵ロックである。

「なんなのかわからない」ということは、まず、ロックであると考えて間違いない。ポップスが、なんなのかわからない音楽だったら、それはポップス失格だ。ポップスとは、誰がどう聴いてもポップスでなければならない。たとえば、ドリカムがそれだ。「なんだかよくわからない」というのはロックなわけだ。ロックの重要な要素である。簡単に言うと、ロックとポップスとの違いとはそういうものだ。

だいたい中高生男子というのは、なんだかよくわからないやつになりたいものだ。「勉強ができて、いい大学にいって、普通に就職します」なんていうなんだかよくわかるものは、憧れの対象にはならない。高校の文化祭では、枠がないのに勝手にステージに立ってバンドの演奏をした。なんでそうなったのかはよく覚えていない。ただ演奏をして、みんなが喜んでくれて、そのあと当時流行のカラーギャングと殴り合いになって、サッカー部のキャプテンが止めてくれた。つまり、わかりやすい「ロックとかに憧れてるようなヤツ」である。

そうして僕はMDでバンプを聴きながらいつも遅刻して登校する。月曜に遅刻すると「お前がいないと朝の電車でガキの使いの話ができないんだよ」と言われた。知らんがなそんなこと。自分が男子中高生だったときのことなど思い出したくない。いま大人なんだとしたら、大人は、楽しい。

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