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2回目のリノベーションの準備と木材と2

文:守屋佑一

2014年12月4日その2

ビルの床に古い木材を敷きつめようという直也のリノベーション案の実現のため、僕たちは木材の、それもできれば極力安く手にいれるため使い古した古材を探し求めることとなった。ご存知の方も多いと思うが、実は小田原には木材屋さんがたくさんある。

それはおそらく、小田原の上の方にたくさんの森があり、いろんな木材がそこから出荷されているからだ。僕は、畑やら市民活動やらなんやらやっているうちに、森の活動をしている人とか、お城を木で作ろうとか、木の関係のいろんな人たちと知り合った。

だから、どんどん木の関係者を当たっていけばなんとかなるかもしれないと目論んでいた。

結論からいうと、床を木の板で敷き詰める計画はなんとかはなりそうだった。しかし、やはり中古の古材はないとのことであった。

だから新品を買うしかない。この日に電話したり実際に足を運んだ木材屋のほとんどで同じくらいの相場の値段を提示された。

その値段は、決して高いものではない。少しお金のある人ならばぽんと買ってしまうかもしれない。

しかし、繰り返すが20代の情熱だけで動いている僕たちにはお金がない。できるだけ安く手にいれたい。とりあえず、僕と直也は顔を見合わせ、ため息を吐き木材の問題を後回しにすることにした。お金さえあれば手に入れるということがわかったのだ。焦る必要はない。

この日の牛乳ビルのリノベーションの進捗。

寸法を測った。                            木材を調べた。

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追記

2回目のリノベーションに入るまでも、僕はいろんな人に連絡をとり、できるだけ安く木材を手にいれる方法を探した。それは直也も同じだった。

でも、中古の木材は使わないほうがよいと木に詳しい人は言っていた。

なぜなら、木によくない菌が入っている可能性もあり、色ムラも出る。せっかく苦労して木材を敷き詰めたとしても、すぐにボロボロになったりしたら意味がない。

でも、まだリノベーションの終わっていない牛乳ビルにはいま木材が敷き詰められている。厳密にはまだ置いただけなのだが。             思いもよらぬところで再会が起きて木材を手に入れたのだ。その話もまた後日。

※この記事は全文無料の投げ銭コンテンツです。投げ銭はまだまだ完成しない牛乳ビルのリノベーション資金となります。

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