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013『西日本を歩く8~鳥取・京都・滋賀~』

文:守屋佑一

2010年9月19日

昨夜は鳥取の漫画喫茶で宿泊。実は、この前日の18日は唯一スーパー銭湯が見つからず、風呂に入らずに寝た。
だからこの日は朝から鳥取砂丘にいくのではなく、まずは空いている風呂を探した。調べると、町営の公衆浴場があるらしい。公衆浴場は小さく、僕たちの知っている温泉や銭湯とは雰囲気がまったく違った。 値段も格安だった。時が止まったような場所。

一汗長し、漫画、「砂漠の野球部」でもお馴染みの鳥取砂丘へ。

日本にある数少ない砂漠。一体どの程度の砂漠なんだろうと思い足をふみいれた。
驚いた。鳥取砂丘はそこが日本国内だということを忘れるくらい、ガチで砂漠だった。
なぜ、ここにだけこんなところがあるのだろう。

ここは写真を多目にお伝えする。当時の僕の感激の通り、やけに鳥取砂丘には多くの写真が残っている。

砂漠にはラクダに乗れるサービスもあった。 しかし、かなりの金額がかかってしまうので、泣く泣くパス。今だったら乗っている、と書こうとしたが多分乗らない。そのくらい高かった。それでも、そんな高価な額に見あっていると思えるほどに砂漠とラクダは本当にマッチしていた。

鳥取砂丘の次はどこにいこうかと車中で話ながら東へと移動。この日にどこまで行くかも全然不透明だった。なんなら、少し頑張ればこの日のうちに小田原まで帰ることだって出来てしまう。

しかし、まだ帰らねばならない日にちに猶予があるのに帰るのはもったいないとあうことで、京都の天橋立に立ち寄ることにした。
神が掛けた橋と言われる天橋立。日本三景の一つのあの天橋立だ。

日本三景とは他に宮城の松島と広島の宮島。宮島は、この旅で訪れているし、松島はこの旅でも一緒のSと2009年2月に訪れている。だから天橋立に立ち寄ることは日本三景全てを制覇することになるのだ。

これは寄るしかない。天橋立に到着。宮島と似たような観光地雰囲気が漂っている。天橋立には、徒歩かレンタサイクルかフェリーかモーターボートで渡ることができる。
僕たちはモーターボートで渡ることを選択。

フェリー乗り場にいたバイトのお兄さんは、赤いメッシュキャップが印象的で、ポケットモンスターの主人公のレッドによく似ていた。

そういえばこの旅では、移動中にみんなで交代しながらニンテンドーDSのポケットモンスタープラチナをやっていた。
ピチューがピカチュウになかなか進化しないままレヘは40になってしまい、やきもきしていた。果たしてこの旅が終わるまでにピカチュウになるのか。
そんな心配をしていたが、この日なんとかピカチュウに進化する。

余談中の余談である。

天橋立は日本三景に恥じない景色の良さで、気持ちのいい場所だった。この旅で訪れた場所は本当におすすめの場所ばかりだが、ここももちろんおすすめだ。

そして、この日は琵琶湖に移動し、泊まることにした。

実は僕はこの旅の3ヵ月前にも就職が決まった記念に一人旅をし、琵琶湖を訪れている。その話もまた機会があれば書くとしよう。
長い旅の最後の夜。

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