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6月20日の真鶴合宿

 6月20日の真鶴合宿

文:守屋佑一

以前書いた「もらった花と屋上の展望と開催されない合宿と」https://note.mu/torches/n/nfe9180e8b366

で真鶴を歩いて、岩海岸のその不思議なノスタルジーに惹かれ、隣町のいったい誰が経営し、誰が泊まっているのかわからない民宿の数々に一度は泊まってみたいという感情が僕の中に巻き起こっていた。

以前書いたかもしれないが、僕は弾丸旅行がなによりも好きで、沖縄以外のすべての県に行ったが、その泊まる場所と言えばとても王道とはいえないような場所ばかりだった。なにもお金がないばかりの理由でそういうところにばかり泊まっているのではない。根本的にそういうところに泊まるのが大好きなのだ。

ただ、このまま人生が過ぎ去る中で、遠くの素晴らしいところに何度も泊まるだろうがなにかアクションを起こさなければ一生隣町の素晴らしいところになんて泊まる機会はない。

昨年から、くいしんが年が明けたら合宿をしようと言っていた。僕はすかさず真鶴を散歩した時撮りためた数々の写真とともに真鶴を提案した。

すんなり真鶴は承認されたのだが、リノベーションがスムーズに進まず伸ばし伸ばしになってしまっていた。この合宿を開催した6月20日も、もちろんこれを書いている今もリノベーションは終わっていない。

だから僕は正直合宿より先にせっかく電気もつくようになったことだし泊まり込みでリノベーションをやったほうがいいんじゃないかと思ってけれど、

それでも、トーチズでいままで始め続けたもの以上のもっと大きななにかを始めるには合宿が必要とのことで合宿をすることになったのだ。

夕方に直也に迎えに来てもらい、3人で真鶴に向かう。

真鶴ではいきなり合宿所の民宿に向かわず、ぼくが三ツ石を案内した。ぼくが通っていた幼稚園では三ツ石に遠足にいく。

20歳の頃には友人と毎週のように夜中にイカを釣りにきていた。

そしてぼくがこの4月から多数持つ生業の一つでは真鶴にどっぷり関わるお仕事だ。

そんなこんなで僕は真鶴に一家言持っている。

一通り半島を周りスーパーでお酒とおつまみを買い込んで民宿へ向かった。

なんだか合宿というより、学生時代の友達の家に泊まったときみたいだ。

民宿につき、軽くお酒を飲みながらも真面目な議論。シーズンオフの海水浴場のそばの民宿には僕たちしか泊まっていないだろうと思ったけれど、他にも1組お客さんがいたからあんまり大きな声は出せない。

けれどもしっかり今後のトーチズについて、もうすぐ100を迎えるこのnoteのスケジュールについて。一つ一つ真面目にディスカッションを行った。

ディスカッションは深夜になり、さらに白熱していった。このまま朝まで続くかと思われたが、深夜1時に民宿のお兄さんがまさかの消灯を告げに来た。

消灯があることを最初に言っておいて欲しかったってのはさておき、これもまた子供の頃を思い出すハプニングの一つとして良しとしよう。

朝は確か6時より前に起きて直也と岩海岸とその周辺を散歩した。前歩いた時にも思ったが、やはりここの持つ雰囲気は素晴らしい。

朝はあまり知るもののいない真鶴のホットスポットに二人を案内した。ここはあまりにも素晴らしすぎるので基本的にはあまり人に教えない。

少し、話は変わるのだが先日ずっと担ぎたかった貴船まつりに担ぎ手として二日間参加してきた。小さな町の大きな祭り。みんなそれのために一体になっていてとてもとても素晴らしかった。ここらへんの内容はまた今度、新マガジン「トーチズ散歩」なり僕のブログ「梅丸キャンプ(http://umemaru-camp.com/)」なりトーチズのメルマガなりで詳しく書こうと思っている。

神輿は普段絶対に歩かないようなところを歩くので、その街を深く知りたい人には特におすすめの神事である。

はてさて、肝心の合宿の内容はというと、あまりにも裏話を書くのはきっと双方にとって良い結果はもたらさないから、これから僕たちが打ち出すものを見て、こういうことを話しあったんだなと想像してみてほしい。


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