見出し画像

口噛み酒と腸内細菌!

本日の研究は、中国北京にある首都児科研究所などが行ったアルコールを飲まない人でも脂肪肝や肝炎になりますよという研究(R)です。
近年アルコールを摂取しない脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)増加しています。

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)

単純な脂肪肝

脂肪肝炎

肝硬変
と進行していく病気で、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の1割から2割が、脂肪肝炎へと進行し、その後肝癌に進行していくと見られています。

研究者たちは、日本における肝ガンの主要な原因になると予測しており、研究が進められています。
現在日本における、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、2000万人と見積もられていて、この数値だけ見たら、他人事ではないという感じがします。
忘れてはいけないのが、お酒を飲まない人が罹患しているということです。

口噛み酒

今回の論文の何が面白いかというと、2016年に公開され、大ヒットした『君の名は』で知られる口噛み酒。
あれが、お酒を飲まない人の腸内で起こっていることにより、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)になっていることがわかったことなんです。

これは、主に口腔や腸に存在する細菌のKlebsiella pneumoniae(クレブシエラ・ニューモニエ)という菌により、食事からのグルコースを発酵させることにより、エタノールを高産生させることがわかりました。

つまり、映画のワンシーンのように米(グルコース)を口噛み砕き、クレブシエラ・ニューモニエなどの菌と一緒にすることで、エタノールが産生するため、お酒を一滴も飲まない人でも炭水化物を取ることによってアルコール摂取した時と同じような状態になるということです。

ただ安心してもらいたいのは、普通に健康的な食事を摂っている人は、クレブシエラ・ニューモニエなどが異常増殖することはありません。
抗生物質や偏った食事、野菜を食べない生活を続けていくと腸内環境が悪くなり、罹患してしまうのでやっぱり腸内環境って大切だなと改めて思う次第であります。

注意すべき点

子育て世代の方で、子供に自分の口で噛み砕いたご飯なんかをあげている人は、子供にアルコールを摂取させているのと同じ状態になりかねませんので、注意してください。

子供のアルコール摂取は、
・脳の発達を阻害
・ADHD
・自閉症
など体に悪影響を与えることがわかっています。

噛み砕いた食べ物による影響で、アルコールが発生して、子供の発育に影響を与えたという研究は、まだないですがアルコールを発生させるメカニズムが解明されているので、注意した方がいいかもしれません。

よろしければサポートをお願いします!いただいたサポートは、より有益な情報をお伝えするための活動費に使わせていただきます。