よいことも忘れてしまうので、備忘録として。

①おびえなくていい

頼りない+なにもできなさそうな見た目であることを自覚しているので、今までは
人からマイナスな影響を受けないように、脅かされないようにの対策として（だと思う）人の目をめちゃくちゃ覗きこみ、大丈夫な人かどうか判断してきた。

なめられていることをわかってなめられるのと、わかっていないのとは全然違うのだ（なめられるのはどうしようもない）。そのためだったと思う。

幸いなことにマイナス影響をあたえるような人はそもそもわたしに興味がなく、わたしも意識的に遠ざけるようにしてきたし、トラブルに巻き込まれないという体質（めちゃくちゃラッキー）もあるのでなにかトラウマがあるわけではないのだけど、今までの癖で新しい人に出会うたび目を覗き込んでは無駄におびえていた。

わたしにとって大丈夫か、安全な人かどうかは確かに大事だし、実際初めの印象から裏切られたことはないので、この見極め方は信じていきたい。

ただ最近、また「新しい人がこわい」と上司に話していて、「裏表がある（ありそう）のがこわい」と口にした時に「裏表があるのがなぜこわいのか」と聞かれてよくわからなかった。人には絶対裏あるでしょと言われ、ないこともあると咄嗟に言い返してしまったが、腑に落ちない。

家族と話してみて、「裏表」という言葉自体になんとなくマイナスイメージがあるけれど「ただ人に見せない一面」も裏ではあるし、「なにかマイナスな考えから見せない一面」も裏。わたしが割と思ったことをそのまま言ってしまう、顔に出るタイプ（善し悪しあるね）なので、見せないということが単純に真逆でわからなくてこわいだけかもしれないと思った。

今までおびえていた、わたしから見て「目がよくない」人たちは、「なにかマイナスな考えから見せない一面がある人」だったと思う。ただ、わたしもいろんな経験をして歳を重ねてきたので、今はそういう人でも悪い影響を受けずに対処できるのかもしれない、という結論に至った。

おびえなくていい。なんか強くなったんだなあ、と不思議な感慨がわいた。

②計算できてもいい

平たくいうと営業職に就いているのだけれど、なんせ見た目がこれ（これなんです）なのであまり警戒されない。前職では「売る気がなさそうすぎて逆に売れるね」と褒められたくらいだった。

計算して人に接することができないのを自覚していて、むしろそれがよいと思ってしまっていたので、営業職に就いたのは家族を含め周りの人ほぼ全員に驚かれた。もちろん自分でも驚いた。

ただ最近、ものすごく客観的に、「この人はこう接すれば落ちる（言い方悪いけど）」「こう話せば心を開くはず」などがわかるようになってしまった。

正直自分がこわいと思った。取り入ることができてしまうのもおそろしかった。
できる営業マンだったおじいちゃんの血筋か？？などと思った。

でもよく考えるとこれはとても良いことで、単純に成長したということだった。計算して人と接することができるならこの仕事をする上では有利だし、仕事以外のコミュニケーションも取りやすくなるのだと思う。

今までできない自分のことをそのまま認められていることを良いことだと思ってきたけれど、過去の自分に引っ張られすぎるのもよくないのだなと今回思えた。
変わっていることはよいことだし、ちゃんと認めないと苦しい。

できないほうが安心するはするのだけど、できるくらいの器になっているのなら、もう少し嬉しく思ってもいいのかもしれない。

③直接つたえることはいい

仕事で泣いた。３回目。

上司にいつもありがとうと言おうとしたら、言う前に泣いてしまい笑われた。
いいことは絶対に（気持ちの鮮度が落ちないうちに）伝えたほうがいい。

案の定言葉に詰まり、ぐちゃぐちゃに泣いてしまってめちゃくちゃ謝ったのだけど、「伝わってるよ」と言ってくれた（ような気がする）。引いてないといいな。

これからも忘れないようにしたい。

以上。やっぱり短くまとめられないなと反省。