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美少女ゲーム『Rewrite』のヒロインたちを、瑚太朗とのCPという視点から考えてみた【ネタバレあり】


 こんにちは。

 今回の記事では、私がとても好きな美少女ゲーム(ギャルゲー)のうちの一つ『Rewrite』についての話をします。ネタバレ全開です。

 私は、Rewriteというゲームの特徴の一つとして主人公である瑚太朗のキャラクター性があると思っています。瑚太朗はギャルゲーの主人公としてはキャラが濃いです。Key作品は元々主人公のキャラクターが濃い傾向にあると思いますが、瑚太朗に関しては特にそう思います。ルートごとに性格の印象が違っていて賛否もありますが個人的にはそれをとても面白く感じています。

 私は元々性別関係なくカップリング(CP)の要素が好きです。美少女ゲームの主人公は無個性だったり外見があまり絵としてでてこないことが多く、自己投影をするタイプの人はそれでいいと思いますが個人的にはもっとカップリングとして推したいという気持ちがありました。なのでRewriteで個性の強い主人公がでてきてくれたおかげでカップリング推しがしやすくなり、嬉しかったです。

 というわけで今回の記事では、瑚太朗×〇〇(ヒロイン)の話をしていきたいと思います。

瑚太朗×小鳥

 小鳥は瑚太朗の幼馴染なので、二人の会話はRewriteのファンからは夫婦漫才と言われるほどテンポが良く面白いです。二人の間に流れる空気感が好きです。

 そんなほのぼのとしたシーンだけではなく、静流ルートでの小鳥の自己犠牲的な姿や静流ルートに入る前の瑚太朗と小鳥のどこかしみじみとした会話、小鳥ルートでの瑚太朗が自分に向ける愛は自分が瑚太朗を魔物にしてしまったからかもしれないという小鳥の葛藤、Terra編での二人の悲しいすれ違い(瑚太朗が小鳥を解放するために小鳥の両親を死なせてしまう)などシリアスな見どころもいっぱいです。小鳥は全体的に不遇なヒロインと言われていますが、とても良いカップリング、キャラクターだと思います。

瑚太朗×ちはや

 ちはやは転校生ですが、瑚太朗と幼馴染の小鳥に負けないくらい瑚太朗との相性が(夫婦漫才的な意味で)いいキャラクターだと個人的に思っています。ちはやはツンデレですが、基本的に敬語で話すので言葉が強くなりすぎないのがいいですね。瑚太朗が転校生のちはやを気遣って(?)映画の話題などを持ちかけて会話をするシーンが何度かあるのですがそのシーンがとても好きです。あと自転車に乗っているスチルが好きです。

瑚太朗×朱音

 共通ルートで、私は瑚太朗と朱音さんの間にどうやって恋愛感情を芽生えさせるのか気になっていました。最初は瑚太朗と朱音さんが恋をするというイメージが持てなかったのです。二人のセリフのやり取りは面白いのですが、朱音さんが瑚太朗を恋愛感情で好きになりそうな感じがあまりしませんでした。

 実際にルートの途中までは、朱音さんは瑚太朗に対して本当は恋愛感情を持っていないのではないかと疑問に思いながらプレイしていました。瑚太朗の方は朱音さんが好きという感情がちゃんとありそうですが、朱音さん側からはどうだろう、と。

 でもルートの終盤、朱音さんにキスして「噛んでみろ」「謝りにいきましょう」と瑚太朗が言うシーンで持っていかれました。朱音さんの心に暗いものが溜まっていく中で朱音さんの支えになっている、そしてこれからもなっていくのが瑚太朗なんだろうなと思えました。そして、きっとそれはとても幸福なことなんだろうなとも思いました。このルートの瑚太朗が格好良くて好きです。

瑚太朗×静流

 静流はストーリー序盤の方から瑚太朗に懐いていて、瑚太朗のことが好きなのがこちら(プレイヤー)に伝わりやすくて良かったです。オカ研のみんなも二人を応援している描写があるのが好きです。静流自体がとてもかわいらしいキャラクターなので、微笑ましい恋愛という印象がありました。途中までは。

 静流ルートの魅力的なシーンのうちの一つは、様々なRewriteファンの皆さんが言われているように、終盤の日記のシーンでしょう。普段口数が多い方ではない静流の気持ちが書かれた日記には心にくるものがありました。静流ルートは音楽も良い曲なので演出の良さが感じられるルートとして良かったです。

瑚太朗×ルチア

 ルチアルートは賛否両論があるルートですが、個人的にとても好きなポイントがあります。それはルチアから瑚太朗への依存度です。

 ルチアは初めこそ瑚太朗を毛嫌いしていましたが、自分の毒をあまり気にせずに触れ合えることを知って瑚太朗に依存していきます。私はフィクションでのキャラクターどうしの依存関係というものが好きなので、瑚太朗「だけが」ルチアと一緒にいられる……という設定がとても好きでした。静流もルチアと仲が良いのですが、ルチアにとってはあくまでも瑚太朗が特別、というのも良かったです。

瑚太朗×篝

 篝は共通ルートや他のヒロインのルートだと得体がしれないキャラクターです。

 篝がメインで登場するのはMoon編とTerra編ですが、私はMoon編が特に好きです。

 Moon編では、喋り言葉以外のやり取り(数字を書く、コーヒーを振る舞うなど)が多く、そういった方向で愛を育んでいくのはギャルゲーには珍しい描写だと感じ、かわいらしいなと思いました。言葉がないので瑚太朗の篝を大切にする気持ちがちゃんと篝に伝わっているのか分からない部分もあり、もどかしさがあるのも良かったです。

 Terra編では瑚太朗がガーディアンとガイアの間で二重スパイのようなことをして、綱渡りをしながらも篝のために奔走するのが良かったです。


 これでヒロイン全員ぶんのお話ができました。

 ですが、Rewriteというゲームは恋愛関係以外にもキャラクターどうしの関係性が良いペアが多いので、おまけとして私が好きなRewriteのキャラクターどうしの恋愛以外の関係性をいくつか紹介したいと思います。

 咲夜とちはや

 個人的に咲夜もとても好きなキャラクターで、ちはやとの兄妹、親子のような関係性が良かったです。瑚太朗も気づいていましたが、ちはやがまっすぐに育ったのは咲夜のおかげだと思います。

 静流とルチア

 どちらかというと静流→ルチアの感情が好きです。静流が「馬鹿ルチアー!」と叫ぶシーンが特に好きです。


 他にも語りたいことは色々とありますが、この記事はここで終わりにしようと思います。

 ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。


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