金をドブに捨てないための個別指導塾の選び方
私は個別指導塾で約2年ほどアルバイトとして講師をしていた。
その経験から分かる塾の選び方について、この記事で書いていこうと思う。
ちなみに集団塾の方は勤務したことがないので、そちらについては書かない。この記事はあくまでも個別指導塾限定の選び方だ。
はじめに:子供のタイプを見極めよう
子供には3種類いる。
自分で勉強を進められるタイプ
自発的には勉強しないが、言われたことはやるタイプ
勉強しないタイプ(宿題をしないタイプ)
まずは塾に通わせる子供がどのタイプか見極めよう。
タイプ1の場合
個別指導塾の特徴は子供の進度に応じて授業進度を変えられることにある。自分で勉強を進められるタイプの子供はこの恩恵を受けやすいので、個別指導塾は選択肢に入れる価値があると思う。
このタイプは、一見塾選びには困らなさそうだが、気を付けた方がいいことがある。
それは、塾講師の質だ。
個別指導塾では主に講師1対生徒2で授業を進める。そのため、集団塾よりも講師の数を必要とするのだ。
そうなればよっぽど高級な塾でない限り大学生のバイトが講師を務めることもあるだろう。
学生アルバイトの人数が増えれば増えるほど、質(つまり講師の学力)の悪い講師が増える場合が多い。
その場合に起こりうるのは、
生徒の学力 > 講師の学力
という現象だ。
このようなマッチングになる可能性のある塾は避けた方がいい。
運悪くこのような講師が担当になってしまった場合、その授業時間は自習とさほど変わらない学習効率になる。
このタイプの子供は、授業の質を重点的に選ぼう。
タイプ2の場合
自発的には勉強しないが言われたことはやるタイプの子供も、割と個別指導塾の恩恵を受けやすい。
誰かに学習を管理してもらうことで、とりあえず勉強量は確保できるからだ。
このタイプの子供は比較的授業を選びやすいタイプだと思う。
ただし、十分に負荷をかけてくれない塾には注意しよう。
授業の質だけを重視するのではなく、家庭学習も管理してくれる所をオススメする。
授業の質は良いに越したことはないが、授業だけでは成績は伸びない。
きちんと宿題の管理や、自主学習の管理を行ってくれる塾を選んだ方がいい。
中には宿題の出し方が雑な塾も存在するので気を付けよう。
タイプ3の場合
そもそも勉強をしない。宿題すら手を付けないタイプの子供は、一番難しい。金と時間を無駄にしやすいタイプだ。
まずやるべきことは塾探しではなく、子供の観察だ。
このタイプの子供は、塾に行く以前の問題であることが多い。
まずは、子供が次のどれかに当てはまっていないか考えて欲しい。
大人が横にいても勉強をしない。あるいはできない。
性格以前の問題(あまりにも集中力がない。簡単な四則演算ができないなど)
この特徴に当てはまった子供は、普通の個別指導塾で講師をしているアルバイトの大学生では学力の改善が難しい場合がある。
上記の特徴に当てはまらないなら、普通に塾に入れればいい。
だが、意地でも勉強をしない生徒は、来る前に塾に来る意味と行くからには勉強するんだという覚悟を決めていってほしい。
また、簡単な四則演算ができないとか、小学校で習う漢字が読めないなどの問題を抱えている子供は、塾以外の機関も頼った方がいいかもしれない。
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