見出し画像

(3)The Future of ‘Birds-first’ Breeding

いつもありがとうございます。鳥爺です。

生まれて初めて小鳥屋から買った鳥は、レース鳩かペアの鳩が悩んだ末、ペアの鳩を購入しました。
700円でした。
これは当時の私の2ヶ月分のお小遣いです。

その場で鳩を連れて帰り、自宅に着いたのが夕方になってしまいました。
帰宅後、予め用意していたリンゴ箱を組み合わせ、鳩小屋を作りました。
当時のリンゴ箱は段ボールではなく木製の箱です。
1羽の予定が2羽になってしまったので、作り上げるのに時間がかかってしまい、父の車のヘッドライトを照らしながら作りました。
我が家にとって大事な車を勝手に使ったことで、途中父が気づき殴られそうになりました。
不幸にも兄は先に殴られ、その隙に私は外に逃げました。
温厚な父が初めて怒った瞬間でした。

兄と私が逃げ出したので、怒りの矛先が鳩に向かってしまうと危ないということで、母が鳩を抱えて一緒に逃げてくれました。
最後は母が仲裁役になってくれ、父の前で土下座して謝り何とか鳩も無事に飼うことができました。

ほろ苦い思い出はさておいて、その後本格的な鳩小屋を作りました。
繁殖ができるように巣と巣皿も用意しました。
ペアの鳩は、そんな私の想いに応えてくれて、我が家に来てから2週間後には産卵しました。
尊い命の誕生です。
そして2個産卵したうち1個が孵化しました。
同じ命ですが、あたらめて尊い命の誕生に心が躍りました。

親鳩から献身的な愛に支えられ、ヒナもすくすくと育ってきました。
小学生の私はその様子を見るのが大好きで、時間があれば鳩小屋の前に座りこんで見続けていました。
でも一応小学生なので、学校に行かなくてはなりません。
この時ほど登校拒否したいと思ったことはありません(苦笑)。

孵化してから2週間くらいたったときです。
学校が終わり、急ぎ自宅に向かっていると、鳩が2羽飛んでいました。
しかもその飛び方が旋回をしているようです。
どうやら我が家を中心に旋回しているように見えました。

嫌な予感が、、、。

飛んでいる鳩を見上げながら、全力疾走で自宅に帰りました。
すると案の定、鳩小屋の出入り口のドアが開きっぱなしになっていたのです。

どうして?

理由はわかりませんが、親鳩は空いたドアから出たようです。
逃げるつもりはないと思います。
大切な我が子がいるので。
ただ、戻り方がわからなかったのかもしれません。
鳩は帰巣本能がありますが、周囲のことを見慣れさせていないと迷子になってしまいます。
親鳩は小屋から見える風景しか見慣れていないので、上空から自分の家を見つけることができなかったのかもしれません。

夕方、上空にカラスが飛んできて、親鳩は追われるようにどこかにいってしまいました。

700円が、、、と思わなかったです(苦笑)。
あのときは、ヒナをどうしたらいいのか、それが一番の心配でした。

その帰宅した父が呆然と立っている私を見て、こう言いました。
「おまえが育てるしかないやろ」と。

そしてヒナを部屋に入れ、どこで知っていたのはわかりませんが、ヒナに差し餌をあげてくれたのです。
ヒナも孵化して2週間経っていたので、特別の餌ではなく、鳩の餌に中から小さいシードを選んであげました。

本当は父は鳥が好きだったのです。
あのとき怒ったのは、貴重な車をヘッドライトをつけっぱなしにしたこともあるかもしれませんが、無計画に尊い命を迎えたことへの怒りだったのかもしれません。
尊い命をお迎えするときは、予め準備をすることを父から教わったようです。

さてヒナですが、さすがにお腹が空いていたようで、貪るように食べてくれました。
この日を境に私がヒナの親代わりです。
名前を「ぴーちゃん」と名付けました。鳩なのに、、、という突っ込まれそうです(笑)。
ぴーちゃんは成長すると、「手乗り鳩」になりました。

私の人生の中で、鳥と深く関わるきっかけを作ったエピソードです。
長々とお付き合いいただきましてありがとうございます。

次回から本格的な繁殖のことをお伝えしたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?