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toeを聴いていなくてもマスロック好きです

12/1

恐らく今年最後であろう生のライブに参加し、それが最高だった。

1inamillionをたぶん1年以上ぶりに観た、それが最高だったことが昨日のライブが最高だったことの半分の理由になる最高。ずっと好きだが、既存曲のフレーズがちょっと変わっていたりエフェクトも新しいものを導入していたり、演奏や音作りをよりローに寄せて厚みを持たせていたり、今しか聴けない・観られないワンミリを出してくれる。ダラダラ活動を続けていないのが本当に好感持てる。昨日は最年少でトップバッターということもあり、熱量高く、MARZやお客さんへの感謝も忘れず、若さを注ぎ込んだプレイをしており、まだドリンクチケットを使っていないのに酔いしれてしまった。「ANIMAL」という激テクい曲があるのですが、その大サビでユニゾンスウィープ、その裏でベースがコードを弾いていたところで、月並みで恐縮ですが鳥肌立たせてもらいました。音楽ライブの楽しみ方忘れてたので、これこれ!と思わせてくれて本当にありがとうございます。

とにかく自分は1inamillionが好きなのでその話をする。1inamillionは20代中後半のメンバーで構成される、パートはギターギターベースドラムの、ジャンルでいえばマスロックだと思います、そういうバンドです。自分を本格的にマスロックの世界に誘ってくれたエポックメイキング的なバンドでもあります。すきな点は多々あるのですが、まず音楽が好き、リスナーとしての質が高い、それをサウンドやプレイ、ステージングで遺憾なく発揮してこちらにも音楽体験を分けてくれるようなところでしょうか。中学の頃から「俺はバンドを楽しんでやってるぜ!だからみんなも一緒に楽しもう!」というアティチュードをとってくれるバンドが大好きで、ワンミリが特にそれです。元ネタ理解を求めてくることもなく、でも影響元っぽいなと思われるフレーズや音作り、曲名をちらつかせ、放課後や土日に一緒にスタジオで遊んだりそのあと音楽の話しながら飯食ってたっけなこの人たちと、という感じです。ツインギターなのに二人ともギターヒーローやってるのがかっこいいですよね。物販での接客もすごく物腰柔らかでじっくり話したくなってしまいます。バンドマンの偉そうな感じ、例えばステージでありがとうを言わないとかバンド名を述べないとか、そういうのが苦手なのでそういうのをやらない、泥臭く丁寧にバンドしてて最高です。本人への敬意により途中から敬体になってしまいました。

日本でマスロックというとtoeがたぶん第一に上がってきて、変拍子メインでどちらかというと静的、または静と動の使い分けで心揺さぶられ、みたいなイメージを抱く。海外だとamerican footballとか。ポストロック要素。toeフォロワーがインディーズシーンを席巻している。しかし、1inamillionのようにただパワーとテクいフレーズ、場合によってはメタルっぽさを感じさせる熱くて硬質なバンドもまたマスロックである。CARNIVALとか、歌も入るけど山口のelephantなどもそう。俺はそういうのが好きですね。音楽好きです楽器好きです!みたいなのが。俺はtoeにあんまりハマれてなくてその引け目があるのですが、1inamillionみたいな陽のバンドの良さがもっと広まればデカい態度をとります。ライブハウスで天高く拳をつきあげたい。

昨日のトリはLITE、恐縮ながら初生LITEだったのですが、ベース井澤さんの熱量高いプレイに激ハマりしてしまいました。ピック弾きのベースヒーローがやっぱ好きだ。俺もベースの位置もっと上げてプレイしようと思った。昨日はプレーヤーとしてのエポックメイキングデイであったかもしれない。

LITEの曲の途中にたまにぶちこまれるハイハットだけ刻む数小節の緊張感やばいですね

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