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徒然なるままに ジャニーズ事務所のその後


ジャニーズ事務所の記事を書いてから4ヶ月以上経ってしまった。
4月の元ジャニーズJrの幾人かの性加害被害証言に始まり、5月ファン有志の性加害の検証を求める署名の事務所への提出、藤島ジュリー景子(前)社長の動画での謝罪、6月には事務所が設置した再発防止特別チームの発足、検証が始まった。

そして8月末には特別専門チームの外部専門家(弁護士)が調査報告書を発表。
1950年台〜2010年台半ばまで、ジャニー喜多川氏の性加害が繰り返されたと認定し、藤島ジュリー景子(前)社長の辞任を求め、事務所の解体的出直し、被害者救済が必要とした。これだけ長い性加害が続いた原因・背景は経営者の一人だった姉の故メリー氏の放置・隠蔽、姪のメリー氏の放置、そして「マスメディアの沈黙」も大きいと指摘した。

そもそも芸能界の闇が深いところにジャニー喜多川氏の性加害が加わって、さらに芸能界とマスメディアの癒着も加わって問題を長く拗らせ続けた結果こうなってしまったということだろうか。9月7日に藤島ジュリー景子(前)社長は初めて記者会見を開き、自らの辞任と後任社長に所属タレントの東山紀之氏がつき、被害者への補償に当たると表明した。

この会見は各社一斉に報道され、一般人を含めていろんな意見が出ている。
・社長が交代、新会社の刷新を期するのであれば、当然社外から持ってくるべき
 (30年以上事務所に在籍し、もっともジャニー喜多川氏に可愛がられたとい
  われる人間が、知らなかった、噂だけしか知らなかったというのは信じ難い。
  ひょっとしたら被害者かあるいは加害者黙認・隠蔽の一人かもしれない。
  それなら一層気の毒だし許し難い。)

・藤島ジュリー景子(前)社長は取締役に残り、100%株式を所有したままと
 いう。これで影響力が少なくなるとは考えられない。何割かの株を外部に売却
 し監視の目を行き届かせるべきでは。

・ジャニーズ事務所の名称はすぐには変更されない。
 犯罪者の名前を残したまま会社を続けることで、被害者の気持ち、今在籍して
 るタレント、社員、ファンの気持ちに応えるたものだろうか。また社会的にも
 道義的にも変えていった方が良いのでは。

たまたま9月9日に関西系の「正義のミカタ」という番組で、(初めて?)取り上げられ、この記者会見を受けてジャニーズ事務所所属のジャニーズWESTの中間淳太さんが比較的長いコメントをしていた。自分の意見を比較的ちゃんと伝えることができる人だと思うので「自分のグループ名も変えなくていけないのかな----」のくだりでは在籍している人達の苦しみも垣間見えて精神的に大変だろうなと思った。所属タレントの心のケアも大切なことだろう。

長年ジャニーズ事務所の所属タレントを応援してるファンも苦しさは同じかもしれない。推しの誰かが、被害者かも、加害者をずっと傍観してきたのかも、と傷つくことは多い。

それにしてもこれだけ傷ついている人が増えてしまったのに、ジャニー喜多川氏が存命中に、なぜ警察は逮捕し、司法で裁かれなかったのだろう---酷すぎる。

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