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#映画

池袋ぐるめぐり

池袋ぐるめぐり

池袋が好きです。
慣れるとダンジョンのようで面白い駅。
屋上でぼけーっとできる西武デパート。
1300円で映画を2本観れる新文芸坐。
日本で一番大きい8階建のジュンク堂。
安い・美味い・量が多いの揃ったグルメ。
魅力を伝えたく、おすすめのお店ご紹介。

ドリームコーヒー

玉子トーストも美味しいのだけど
最近はシンプルなバタートーストも好きです。
コーヒーとセットで380円。税込みという愛。

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エンドロール論

映画のエンドロールをみんな最後まで見るだろうか?

私は見ない。

余韻に浸る時間だってのに、なにいそいそ立ち上がって帰ってんだ?お前ら本当に映画見たのか?

とか言ってる人もいるだろう。

映画の余韻ってだって帰りのエスカレーターとかでできません?

映画館を出たら魔法が覚めてしまって余韻なんてないんだったら、それまでの映画だったんだ。だいたい、「良い映画」って言うのは私の中で

”何かを猛烈に

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映画「勝手にふるえてろ」の、どこに感心したかを考えていたら、ノートを書くことにした。

映画「勝手にふるえてろ」の、どこに感心したかを考えていたら、ノートを書くことにした。

まず、映画は、主人公ヨシカに、その独白の「聞かされ役」となる、街の人たちを与えた。

ミュージカル映画で、主人公たちが歌い出すと、通行人や店員が、とつぜん絶妙なサポートにまわる、アレのようなものだ。

「聞かされ役」たちは、ヨシカの一方的な長広舌を聞いて、微笑み、いい言葉を返してくる。

それぞれむやみと個性的な彼ら、金髪のウェイトレスや釣りおじさんやバスの編み物おばさんたちは、通りすがりでありな

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「勝手にふるえてろ」に、なぜ、文化系の男性が熱狂するのかを、考えた(前レビューへの短い追記)

「勝手にふるえてろ」に、なぜ、文化系の男性が熱狂するのかを、考えた(前レビューへの短い追記)

「勝手にふるえてろ」に、文化系の男性が熱狂している。

これは、そのことについての、短い考察です(大島弓子「バナナブレッドのプディング」にも触れます)。



多くの人がもう気がついていると思うけれど、映画「勝手にふるえてろ」に熱狂する、文化系のツワモノの人が続出している。

それは、ツイッター上の、それこそ、いたるところで目撃できる。

この人とか。

この人とか。

この人とか。

これらの

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「ナラタージュ」を観て――物語の中の恋に断罪の必要はない

「ナラタージュ」を観て――物語の中の恋に断罪の必要はない

映画「ナラタージュ」公開されたので、今日観てきました。

公開数か月前の6月に「映画『ナラタージュ』への静かな期待」というエッセイを書いた手前、公開されたらぜひとも感想を書かねば!と思っておりました。

雨の音と匂いのする、静謐で激しい映画でした。ロケは私の住んでいる富山県でその多くを行ったらしいのですが、今日行った映画館にロケ地マップも置いてあったので、頂いてまいりました。

(ここから先はネタ

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