『春にして君を離れ』ウィリアム・シェイクスピア

君と離れていたのは春もたけなわ、
彩色鮮やかに着飾った四月の時、
あらゆるものに青春の精気が注がれ、
憂鬱な顔をした豊耕神サトルヌスさえも笑い、
一緒になって踊った。

だが、小鳥の楽しいさえずりにも、
色とりどりの花の甘い香りにも、
夏の悦びの物語を語る気にもなれず、
萌え出ずる大地から花を摘む気にもなれなかった。

白百合の白さを愛でることもなく、
薔薇の深紅を称えることもなかった、
それらはただ香りよく、見目麗しいだけ、
君の模造品でしかなく、君こそすべての鑑だった。

季節はいつも冬に思えた、君がいないので、
花を君の面影と見ては、これらと戯れた。

From you have I been absent in the spring,
When proud pied April, dressed in all his trim,
Hath put a spirit of youth in everything,
That heavy Saturn laughed, and leaped with him.
Yet nor the lays of birds, nor the sweet smell
Of different flowers in odour and in hue,
Could make me any summer's story tell,
Or from their proud lap pluck them where they grew;

Nor did I wonder at the lily's white,
Nor praise the deep vermilion in the rose;
They were but sweet, but figures of delight,
Drawn after you, you pattern of all those.
Yet seemed it winter still, and, you away,
As with your shadow I with these did play.

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Je t"aime. Moi non plus.
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kana

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