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ペルー・メキシコ遺跡巡りの旅 ⑤〜テオティワカン遺跡・太陽と月のピラミッド、死者の道〜

この旅行の最終目的地、テオティワカン遺跡へ。

前2世紀頃に誕生したメゾアメリカ文明の遺跡だ。
その規模と広さには圧倒される。

ここは、政府関係やVIPがメキシコに訪れる際には必ず連れて行かれる場所らしい。

まず目に飛び込んでくるのは、巨大な太陽のピラミッド。ここは世界最大の頂上まで登れるピラミッドだ。

それを聞いたらもちろん登らないわけにはいかない。

248段ある階段は、かなり急でロープを伝って登るので、ハイヒールを履いていてはとても登れない。

メキシコ・シティの高度も高く2400メートル。
やはり普段より息が上がるのが早い。

休憩をこまめに取りながら頂上を目指す。

犬がなぜ、ここに?…犬も疲れている。

頂上からの景色。

左前方に見えるのは、後方の神が宿ると言われている山に最も近い月のピラミッド。

テオティワカンで2番目に大きな遺跡だ。

もちろんこの後は、月のピラミッドにも登るつもりだ。

月のピラミッドはいまだ発掘中のため途中までしか
登れない。

48段しかないと聞いてそれなら余裕、と登りだすが…、

甘かった。

どこかに捕まらないと登れないほど急な階段。
足場も悪い。

ただ、頂上からの景色は素晴らしい。
遺跡全体が一望できる。

帰りはもっと大変。落ちそうになりながらなんとか
下界にたどり着く。

飛行機は深夜便。それまでの間、メキシコ・シティに
戻り観光する。

壁画が有名で世界遺産に登録されたメキシコ国立
自治大学。

スペイン語を勉強するならここが世界で一番安くて
最適な環境らしい。

オリンピック競技場。

今の日本と同じくメキシコオリンピックの年には、
メキシコも大幅な国を挙げての再開発を行なった
らしい。

民族店が200以上も集まるマーケットに寄る。

ミサンガを買う際、値段交渉したが失敗に終わる。

最後のディナーは、43階の展望レストランで。
ジャズが流れ、とてもお洒落な雰囲気。

グラスワインは10ドルもする。
でもステーキは柔らかく美味しかった。

光の帯は渋滞の列。
メキシコシティの中心部は、常に渋滞に悩まされている。

店を出ると肌寒い。

街は人と車でごった返し、クラクションやサイレンがひっきりなしに鳴り続ける。

旅のスタイルは人それぞれだと思う。

私にとっての旅は、「知ること」
これに尽きる。

世界は広い、まだ見ぬ未知の世界が沢山ある。

学生時代にアルバイトでお金を貯め、
バックパック1つで東南アジア、インド、
ヨーロッパを一人で周っていた頃からその
スタイルは変わらない。

異文化に触れ、異民族に出会い、違う価値観、宗教、慣習を知る。
今回の旅行は、太古まで遡り、まるで時空を超えて旅をした気分だ。

もちろん旅にリスクやハプニングは付き物だ。
今回の旅行でも色々あった。

でも何か起きた時、いかに冷静に対処できるか。
危機管理・脱出能力は、旅によって最も培われる。

それはツアーに参加でも、ひとり旅でも変わらない。

私は一度訪れた場所にはよっぽどのことがない限り
再訪しない。
もっともっと、新しい世界を知りたいから。

今まで行った国は恐らく30カ国以上だと思うが、
生きている間にあと何カ国行けるだろう?

そんなことを思いながら、帰国し長い旅の疲れを
癒しにゆっくりとお風呂に入る。

渋谷桜坂のラーメン屋「桜ん坊」で旅の思い出を
女将さんに語りながらラーメンを食べる。

「私はね、昔フランスに住んでいたのよ。旦那がフランス人でね、もう亡くなったんだけど」

「そうなんですね」

「息子が観光の仕事してるのよ、パリで」

女将さんはそう言って息子さんの写真を見せてくれる。

そう、フランスは何度も再訪したい私にとっては
第2の故郷だ。

それにしてもラーメンが美味しい。
やはり、サイコーだね! 日本。

#テオティワカン遺跡
#旅

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