ダウ理論
今回はダウ理論についてのnoteを書いています。
以前紹介していますが今回はより具体的にダウ理論の活用方法について書いていきます。
それではいきたいと思います。
ダウ理論とは
ダウ理論とはチャールズ・ダウさんが唱えた理論です。
ここでは大事な事を簡単に説明します。
・ファンダメンタルズはテクニカル=値動きに織り込まれる
→これは僕もよく言っているものです。ダウさんとは意見が合いそうです。
・主要トレンドは3段階からなる
→この言い方だと難しいですよね。
簡単にいうとトレンドは3回伸びるというものです。これはエリオット波動にも当てはまるものですね。
3回伸びるというのよくある事なので是非検証してみてください。
・トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
→主にこちらの理論をトレードでは使っていきます。
明確なシグナルとは?ダウの押し安値戻り高値
ダウ理論では明確なシグナルが続く限りトレンドが続くとされています。
その明確なシグナルをこの章では説明していきます。
ダウ理論の押し安値戻り高値割れとレンジ入り
トレンドとは高値安値の切り上げ切り下げが起きている波です。
濃い青で太く書いたのが最後に高値更新した上昇です。
この最後に高値更新した根本を押し安値と言います。
最後の売りの起点については戻り高値と呼びます。
そしてこの押し安値が割れ=明確なシグナルとなって、
水平的にトレンド→レンジになった事を知らせてくれます。
逆にこの押し安値を割らなければダウ理論的にはまだトレンドと見てOKです。
※水平的にという言葉を使っている理由としてはレンジ入りの判断はトレンドラインを使っても出来るからです。
トレンド転換=ダウ転換
次はトレンド転換についての説明です。
押し安値を割った後に高値安値を切り下げるとトレンド転換になります。(下記模式図)
下降→上昇の場合は戻り高値を超えて安値と高値を切り上げたらトレンド転換=ダウ転換です。
ダウ転換を使ったトレードポイント
ダウ転換を使ったトレードポイントについてこの章では説明していきます。
これが上位足で出たら環境認識ですし下位足で出たらエントリータイミングになります。
①押し安値戻り高値を抜けた後のレジサポ転換
②押し安値戻り高値を抜けた後の戻し
③ダウ転換した後の順張り
上記3点になります。
※あえて割ったでなく抜けたという言葉を選んで書いています。
①押し安値戻り高値を抜けた後のレジサポ転換
押し安値戻り高値を抜けた後に戻してきて、
レジサポ転換してくるパターンです。
この値動きが決まると転換するだろうという見込みが決まります。
これによって最後の買いの起点から買ってきた人達が諦めて下げていきます。
ただし押し安値を割った波の起点が遠い場合は注意です。
起点について書いたnoteはこちらをご覧ください。
②押し安値戻り高値を抜けた後の戻し
押し安値戻り高値を抜けてきた後の戻しがどこまで戻してくるかを確認して転換見込みを狙っていくパターンです。
こちらもダウ転換の波を取る事が出来ます。
基本は肩とフィボナッチリトレースメント50%61.8%で狙っていきます。
稀に押し安値を抜けた後のダブルトップ、戻り高値を抜けた後のダブルボトムになる時もあります。
どこまで戻してくるかは抜けた時点ではわからないので肩やフィボナッチでしっかり上げ止まり下げ止まりの合図を見ましょう。
フィボナッチについてはこちらのnoteで説明しています。
③ダウ転換した後の順張り
こちらはダウ転換した後にその転換した波が続くのを狙っていきます。
ダウ転換後のトレンドフォローになります。
トレンドフォローの仕方としてはレジサポ転換やトレンドラインまでの戻しを待って順張りしていきます。
まとめ
・ダウ理論を使って水平的にレンジ入りやトレンド転換(ダウ転換)を確認していく
・押し安値戻り高値を抜けるところ=明確なシグナルに着目していく
思ったよりボリュームがあるnoteになってしまいました(笑)
とても大事なので何回も見返してみてくださいね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!
とりみかん
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