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うどんこ先生ガンガン日誌 第28話 お腹にある手術跡

お風呂上りに、鏡を見ると、おヘソを中心
として、縦に20センチくらいの手術跡が
ついている。

昨年の4月に手術して、ビビッていたこと
もあり、なんと1ヶ月近くも手術跡を
まともに見ることができなかった。

手術直後に、どんな感じになっているかが
気になっていて、頼りになる看護師の主任
さんに聞いてみた。

「何センチくらい切られたのかなぁ?」

『20センチくらいですね』

「それじゃ、何針くらい縫っているの?」

『イチ・ニ・サン・シ・・・
19針くらいかなぁ・・・』

と簡単に言われてしまった。

なので、ますますビビッて、手術跡を
見られず、悶々とした毎日を送っていた。

それでも時間が解決してくれたようで、
5月も終わるころには、手術跡を指で
触れるまでになっていた。

そんなある日、リハビリが終わって
シャワーを浴び、タオルで体をふき
終わった時だった。

おヘソの少し上辺りに、何か引っかかる
ものを感じた。

よぉ~く見ると、釣り糸が1本、身体から
5ミリくらい飛び出している!

まるみちゃん(妻)にも確認してもらうと

『あぁ~あ。糸だ!引っ張ったら
どうなるんだろう!?』

「おいおい。やめてくれ!」

こんな漫才のような日々を過ごしている内に
糸は溶けて身体に吸収されてしまった。


今回、入院した時、この糸の件を看護師さん
に聞いてみた。

「お腹を縫った糸って、どうなっちゃうん
ですか?」

『溶けちゃうんで、抜糸しなくて済むん
ですよ。最初にお腹の内側を縫って、
それから外側を縫うんですよ』

だって。

退院して1か月くらい経ち、糸が飛び出して
ないかを確認してみたら、丸く輪っかに
なった糸を、2つも見つけてしまった。

今回も、まるみちゃんに見てもらったら、

『燃やしてみようか!』

の過激な発言。

お願い、早く溶けて身体に吸収して・・・。

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