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我が子に「期待を裏切ってごめん」と言われたら

中学受験は全く関係しない人から見たら
たかだか入試で、受かろうが落ちようが
それで人生、決まるわけじゃないのに
結果が出て尚、死にたくなるほど凹む人
がいるって事実は、実にアホらしいかも
しれない。

でもね~、それが親なればこその気持ち
なんだよね、きっと。
「合格することが至上命題」のような
葛藤の日々を、それこそ何年も送ってきた
わけだから「あなたのお子さんは受け入れ
不可です」って門前払いを喰らえば、誰でも
意気消沈する。
(あたしゃ、しばらく浅野を呪ってたし(笑)
ただ呪うだけじゃなく、校長(しかも歴代
3人に!)に直接、慰められたので余計に
呪ってた(笑)それも、もういい思い出ね)

多分、思い切り自分を責めているんじゃない
かな?
「親の誘導が悪かったかな?」は当然のこと
考えられる原因を探しては、「あれかも?」
「あれかも?」って“ひとりグルグル反省会”。

どんなに落ち込もうとも結果が変わらない
ことを思い知ると、このまま消えてしまい
たくなるって、心情を伝えてくれる人もいる。

うんうん。そうかもしれないね。
でもね、消えるの、ちょっとだけ待っていて
欲しいんだな。

子どもに「期待を裏切って、ごめんなさい」
って言われた母がいる。

親子の熱望校に落ちた事よりも、その言葉を
子どもに言わせちゃった事にショックを受けた
んだって。

「りんこさん、私、『そんなことないよ~』
って言えれば、よかったんですが、黙って
しまって・・・。余計に、あの子を傷つけた」

私はさ、こう思うよ。
親は期待する。
「這えば立て、立てば歩めの親心」が親だから。
誰からも期待されない人生のほうが悲しいよ。

こんな時、なんて子どもに答えればいいのかの
正解はわかんないけど、昔、ある母が
同じ言葉を子どもに言われて、返した言葉を
思い出した。
その母は

「ホントだよ!(笑)
でも、期待させてくれてありがとね。
〇君が頑張ってきたのはママが一番よく
分かってるから!ホント、頑張った!」

って言ったんだと。

そしたら、横にいたパパが
「うんうん、ママも頑張ったよ!」って
言ってくれたので、その母が「パパもだよ~!」
って返したと。

親子3人で肩組んで、涙涙のフィナーレに
なるところ、息子はアホらしくなったのか
自室に消えていたというオチだったな。

「りんこ、これは反抗期の始まりか?」と
聞かれたけど、確実なる親離れのはじまり
だったのかもね。

落ちても、受かっても、この2月の日々は
確実に、子どもを成長させたよね。
そして、親もね。

言えるのは、親はきっちりと我が子を認める
ことが大事ね。
だって、誰しもがすごいプレッシャーに
打ち勝って、受験会場には行ったんだもん。
丸腰で、会場に行ったわけじゃない。
ちゃんと、その子なりの努力はしたんだよ。

親の期待を裏切ったわけではない。
この世に、失敗体験なんてものはない。
体験したことは、すべてその人の栄養。

親の期待は、もっと別のところにあるって
ことに、桜の花が咲く頃に思い出してね。

さあ、春からは猛烈に吹き荒れる「反抗
する俺様!」台風の卵が出現するよ。
母は、消えている場合じゃないのよ、実際。
それまでは、凪のような穏やかな時を
「あ~、疲れた!」って言いながら
お楽しみあれ~!

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