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最早、言いたいだけの病気にかかる

 先日、ワインをしこたま飲んだ時にも
思っちゃったんだが、ソムリエを見つけると
「病気が出る」んだな、私。

ソムリエ様のウンチクを聞きたくて仕方なくなる。

「ソーヴィニョン・ブランはフランスの
ボルドー地方やロワール地方を代表する品種
ですが、近年ではチリやNZ産も多く出回って
おりまして、こちらはチリ産でうんちゃら。

こちら、柑橘系で爽快、独特な香りを持ち
個性的な味わいのワインでなんちゃら。

別名で煙のような!と表現されるフュメ・ブラン
とも呼ばれ、スモーキーな料理との相性も良い
ので、高い料理をすすめるっちゃ!」

みたいな流れるようなトークにウットリしたい
わけよ。

中身は全く分かんないんだけど、雰囲気酔いな
わけだね!
いーの、あっしは全て、雰囲気だけで生きてるの!

で、最近、聴いてるだけでは飽き足らず
自分でも言いたい!

もう、なんつーの、あの己に酔った感が最高
たまらん。
故に言いたいだけ!!

「カベルネ・ソーヴィニヨンはやっぱり
最もポピュラーな赤ワイン用品種だけあって
万人受けよね。
この力強い果実味とタンニンが特徴なの。
熟成と共に構築される複雑でエレガントな
風味、素晴らしい ♪」

みたいに語りたくて仕方ないんだが、
しかし、知識が皆無なので、一言も語れん!!

(↑上記のことは、カルチャースクールの
ワイン講座に通ってる友人のテキストを
こそ読みしたんだべ!)

あ~、私、なんでだろう?
みんな、同じ味に思える貧乏舌なり~(涙)

この「言いたいだけ」病は近年、加速度を増し
各WEB媒体のコラムでも病気がさく裂している。

こないだは「何となくベローチェ」って
言いたくなっちゃって、それも、どうしても
言いたくなっちゃって、それで書いちゃった。

(注:ベローチェはスタバみたいなコーヒー
チェーンね)

当然、各媒体には鉄壁のディフェンス網が
張り巡らされていて、筆者の思うようには
いくわけない。

「はい、固有名詞だからすべて削除!!」

ってことで、「何となくベローチェ」も
全部カットになった。

自主規制が本当に激しいんだよ。

コラムの中では、確か「何となくコーヒー
ショップ」というような、面白さゼロの
表現になったわけよ。

まあね、ご時世がそうだし、ゴリ押ししても
「じゃあ、問題があったら、すべて
オマエが責任とれよ!」みたいなことを
言われかねない。

大出版社さまを敵に回してまで、やれないっす。

でもなぁ、その時は「何となくベローチェ」って
言いたいだけだったから、言えなくなったと
決まった途端に、そのコラムからは、一気に
興味が失せて(殴)

編集者様に「もう、この作品はあなたに
あげるから、好きにすれば?」と
のたもーて、余計なヒンシュクを買ってもーた。

ああ、日々反省・・・。

今日も「ガイジン嫁」という表現(若嫁だった
時に義実家方面で私自身に付いたニックネーム)
がNGということで、一気にそのコラムへの
興味をなくす(殴)。

「ガイジン嫁」って言いたいだけだったのに…。

ああ、この「言いたいだけの病気」
どうにか、ならないだろうか?

今、言いたい気分なのはドラゴンボールの
「ギニュー特戦隊」。

いかん!いかん!いかん!

もっと真面目に取り組まないといけないのに
頭がふざけ出す。
暑いからだな?暑いからに違いない!!

もうすぐお盆だから、担当編集者全員、
お盆休みに入って欲しいなりよ~(大泣)。

ご高覧いただきまして、ありがとうございます。 よろしければ、応援、よろしくお願いします<(_ _)>