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2022年、買わずに済ませてよかったもの

年末に、「買ってよかったもの」の記事を書こうとして挫折した。

個人的に「買ってよかった」と思うものはいくつもあったけど、
果たして他の人におすすめするほどのものなのか?
どこかの記事で見たようなものばっかり選んでしまっていないか?
と思えてきてしまい、紹介する意欲がシュンと落ちてしまった。

加えて、2022年末は貯金に目覚め、節約・倹約を美徳として過ごしていた。
買いたいと思っても買わなかったもののほうが多かったのだ。

そこで、時期もちょっと遅いけど「買わずに済ませてよかったもの」をまとめて紹介することに。

あくまで個人的な内容なのでおすすめするほどの情報ではないけれど、誰かに「ふーん」と思ってもらいたくて書いたのでよければ「ふーん」と思いながら読んでください。


1.財布

ミニマリスト本や貯金術の本を読み漁る中で、「財布を小さくしたい」と思った。
手持ちの財布は数年前に購入したブランドの二つ折り財布で、カードもたくさん収納できてすぐ重たくなっていた。

ものすごく薄くてコンパクトな財布に替えたら、カードを取捨選択する必要があるし、お金もレシートもあまり入らないからこまめに整理しなければならに。自然と支払いに慎重さが出て節約しやすくなるし、なにより荷物がミニマル化できるから肩こり改善にもなる!

そう考えて、たくさん調べてちょうどよさそうな財布を見つけた。長く使えそうで、経年で味わいが出てくる革製で、とてもコンパクト。お値段も比較的手の届きやすいものだった。

でも買わなかった。
代わりに今はジッパー付きのポーチを使っている。

家で眠っていた、おそらく100均で購入したと思しきクリアポーチ。

財布を買う前に一旦これでミニマル化してみよう、と入れ替えたら、あまりの軽さとコンパクトさに感動した。
レシートやクーポンは増えるとすぐごちゃごちゃになるので、二日に一回は中身を全部出して整理するようになった。
こまめにチェックするので、期限切れのクーポンをいつまでも入れておくことも、家計簿をつけるのが嫌になるほどレシートが溜まることもない。

お金がスッと取り出せないのは難点でもあるけど、その分漫然と支払いをすることがなくなり、「今日は××の予定があるからちょうど足りるくらいのお金を入れておこう」「今週はもう買い物は控えたいから1,000円札一枚以外入れないでいこう」等と調整できるようになった。

あまりにもポーチが便利なので、もうしばらく財布なしでもいいかも…と思っている。愛着すら湧いてきた。大切な相棒。


2.ショルダーバッグ

旅行に行く時の荷物は、できるだけ減らしたい。
だからこそ本当に必要なものがあぶりだされる。

ずっとバッグの定数が決められずに悩んでいたのだけれど、「最低限の荷物が入る、コンパクトでどんな服にも合うショルダーバッグ」は絶対に必要だと感じた。
夏に何度か旅行の機会があり、その前にバッグを調達したいと思っていたのだけれど、間に合わずに妹の持ち物を借りた。

何年か前のファッション誌の付録だった、ミルクフェドのショルダー。

これがすこぶる便利だったのだ。
財布と鍵とハンカチがちょうど収まり、他にもこまごまとしたもの(リップやボールペンやティッシュ)なら入れられるサイズ感。いざとなれば前面のメッシュポケットにも収納できるし、背面にあるポケットにはスマホを差しておくことが可能。

カジュアルで手持ちの服とも相性が良く、あまりにも使い勝手がよかったので褒めちぎっていたら遂に「あげる」と妹に言わしめた。最高。

ノベルティや付録のバッグってちょっと抵抗があったのだけど、数年前のものであれば恥ずかしさも薄れる。何より、このバッグをこんなにも愛して使っている人は私以外にそうそういないだろうという気持ちが自信を底上げする。

このバッグがあるおかげで手持ちの鞄を4~5個処分できた。まだまだ末永くお付き合いしたい。


3.キャビネット

引っ越し直後は、とにかく家具が欲しくなる。
広い空間を埋めたくて、床にあふれ出してしまうものたちをどこかに仕舞いたくて、収納ほしい…キャビネット買う…?とつい考えてしまっていた。

お金のなさとミニマリスト精神でそこをぐっと堪えて、今自室にはキャビネットと呼べるものは置いていない。

収納は、ニトリのスチールラックと無印良品の段ボールボックスで賄っている。

結果的に、収納はこれで十分だった。
収まらない分は断捨離して少しずつ減らし、入れ替えを繰り返してかなりスッキリとした部屋になった。

しかしながら、最近気づいてしまった。
私は広々として家具が少ない空間より、ぎゅっと家具が詰まった狭い空間の方が好きだったのだ。

こんなレイアウトがもう、めちゃくちゃ好きなのだ。
シングルベッドとキャビネットとミニテーブルが小さな部屋にぎゅっと詰まった、狭めのビジネスホテルの一室のような空間がとにかく好き。
本棚と机と椅子でミチミチになっている、隠し部屋風の書斎も大好き。

そこから考えると、今の自室は正反対だ。ゆとりと開放感がありすぎる。

改めてキャビネットの導入を検討するか、次に引っ越す際にもっと小さな部屋を選ぶか…悩みどころだけれど、好きな空間を作るために悩んでいる時間自体が、もう楽しい。


4.ハンドバッグ

またバッグかよ、と自分で自分に突っ込みたくなる。またバッグです。

とにもかくにも鞄迷子だったのだ。必要なバッグの数も形も色も絞れなくて、たくさん持っているのにいつも足りないと感じていた。マキシマリストあるある。

ハンドバッグは普段使わないのだけれど、どうしても必要な場面があった。
着物を着る日だ。

休みの日、たまに着物を着るのが趣味なのだけれど、着物を着ているとほとんどの場合バッグの肩掛けができない。(してもいいけど着物が擦れて傷む可能性がある)
ハンドバッグのような、手で持てる形のバッグが最適なのだ。

バッグを減らしに減らした結果、手持ちのハンドバッグは籠バッグ一つきりになった。(そしてこの籠バッグもちょっと重くて腕が疲れる…)

ちょうどいいハンドバッグがなくて困っていた時、ふと処分しようか迷っていたGUのショルダーバッグが目に入った。

エイヤ!!!!!と思い切って肩紐を切ってみた。
結果がこちら。ちょっと懸念していた肩紐用の金具も、意外とそこまで気にならない。「もとからハンドバッグでしたが?」という佇まいをしてくれている。有難い。可愛い。

ショルダーバッグとしては処分対象だったけれど、りんごみたいな形が可愛くて好きなバッグだったので喜びもひとしお。
しばらくハンドバッグも買わずに凌げそうである。(籠バッグはそのうち買い替えたい)


5.正月飾り

迷った。
注連縄なんかを買うようなマメな習慣はなかったけれど、ちょっとお正月気分を味わいたくて、玄関の靴箱上にちょっと飾っておくような置き物でも買おうかと思っていた。

でも、高い。
お正月の飾り物って、クリスマスの比じゃないくらい高い。
縁起物だから当たり前なのかもしれない。しかも干支に合わせようかなんて考えたら最後、そこそこ高い値段×12を将来的に買い揃えることになってしまう。

そこで、もっと安価なもので代用することにした。
折り紙である。

100均で見つけた、チャイナ風の可愛い折り紙で鶴を折った。
華やかな色彩がお正月っぽいし、ふと目に入った時にテンションが上がる。
保管するにも場所を取らないし、処分するにも手間がいらない。そして大晦日の夜に鶴をちまちま折るのはかなり心愉しい時間だった。

一緒に飾っているのは、ガチャガチャで引いた木彫り風のマスコット(くまとバク)と、フライングタイガーのツリー。
クリスマスの飾りを探していて、「12月の一ヶ月弱くらいしか飾れないものってどうなんだろう」と思い、できるだけクリスマス色の薄い、汎用性のあるものをと選んだセラミック製のツリー。お値段もリーズナブル。

ぱっと見はクリスマスツリーというより「冬の木々」という印象なので、1月を過ぎて飾っていても違和感がないところがお気に入り。冬季いっぱい活用する予定。


以上、「2022年の買わずに済ませてよかったもの」5選でした。

2023年も楽しく節約。


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