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鹿之助スポーツクラブに視察に行ってきました!

torinoyoutuhでは、地域で活動する団体を大学生と取材する企画を行なっております。今回は鳥取市鹿野にある鹿之助スポーツクラブにおじゃましました。記事は参加した大学生に作成してもらいました。


1「鹿之助スポーツクラブ」とは?


「鹿之助スポーツクラブ」は、2018年度から鳥取市の旧気高郡地域内13箇所の体育施設の指定管理業務を受託し運営するNPO法人だ。「ひとりひとりが夢中になれるものを持っている地域」の実現を目指して活動している。
体育館や運動場の管理やトレーニングルームの運営からスポーツ教室の開催まで多岐にわたった基本的業務においては、地域の方々からの要望及び意見を取り入れながら、施設の利用時間や料金、教室やイベントの内容などを調整するなどといった、地域のニーズに応える柔軟な運営姿勢が顕著に窺えるのだが、当法人の持つ特長はそればかりではない。
種類や難易度に依らずだれでも参加できるような幅広いプログラムを用意し、多様なスポーツを提供していることもまたひとつである。
多様といっても、単純な種目数の話だけではなく、例えば「鷲峰山麓ハーフマラソン大会」女子野球大会の主催、青谷体育館でのドッジアロー体験会の開催など、他にも様々なイベントを執り行っており、総じてまさに柔軟性を代表している。

2地域との信頼関係

 
スポーツというひとつの主題の中で、地域に対しこのように多面からアプローチを試み続けている彼らだが、前述にあるような多様なスポーツの提供の源流を流れる柔軟な運営姿勢の裏側には、対照に確固とした理念の所有を感じさせられる。
 そしてそこには、スポーツの普及や振興は無論のこと、やはり地域との信頼関係の構築の志向も内包されているようである。先に挙げた活動例のひとつであるマラソン大会は、地域の利用者から直接要望を唱えられたことが嚆矢となったそうだ。事業のこうした発端の形というのは珍しいものではないらしく、地域の尊重と言うは易いが、ここまで明白に行動の伴うことには感服である。
加えて当法人の活動は、地域の人々の健康やコミュニケーションの促進だけでなく、スポーツを通しての地域の魅力や資源の発見ないしは活用をも一貫して追及している面があり、そういった特色もまた、「鹿之助スポーツクラブ」の地域にとっての重要性を着々と固め続けている。
施設の利用者や地域の方々に「また使いたい」「一緒に何かやりたい」と思って頂けるような丁寧な運営を心掛けているとのことで、あるいは本来消費者であるはずの地域こそが、至上の協同者たりうるのかもしれないと思わせられた。

3気軽な関わり方から深い関わり方まで


 地域に密接な形で推進する種々の事業だが、それらに対する関与の敷居は、恐らく比較的低いはずだ。
なぜなら現状が既にそうあるように、当法人の活動に要望や意見を届けるのは、いち利用者の立場からであっても容易などころかもはや尋常の域さえ出ないことからである。
そのため気を張った決心など無くとも、ただ施設を利用することですら確かな関わり方のひとつといえ、なにか要望や更なる深い関わりを求める場合にも、利用者や地域の方々からの協力や意見を歓迎している彼らは、むしろ大いに尊重するに違いない。
また、それ以上に濃密な関わりをもってしての協働を望む場合、即ち運営のより深くに携わったり、イベントをより近くで支えたいといった場合には、例えばスポーツ教室の講師やその補助などを定期で募集しているため、そこに目を付けることもできる。
公式サイトやFacebookなどに活動詳細や連絡先が載せられているため、まずは是非一度覗いてみてほしい。

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