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いんしゅう鹿野まちづくり協議会に視察に行ってきました!

torinoyoutuhでは、鳥取県内で活動する地域団体やNPOを大学生と取材する企画を行なっております。今回は鳥取市鹿野町にある”いんしゅう鹿野まちづくり協議会”さんにお話を伺ってきました。記事は参加した大学生が書いてくれました。


1「いんしゅう鹿野まちづくり協議会」とは?

鳥取市鹿野町のNPO法人「いんしゅう鹿野まちづくり協議会」は、鹿野町を子どもたちが住み続けたいと思える地域へと振興することに活動の目的を据えて、多彩な事業を推進している。
2001年、地元の有志が集い発足した当時から、その真摯な取り組みは、少しずつ、しかし確かに、地域に変化をもたらし続けてきた。
具体的には、景観演出や賑わいづくり、連携事業の展開など、どれも地域資源を活かす魅力ある地域発展へと足を向けている。しかし、そのほか数々の活動の中でも、特筆すべきはやはり空き家活用事業だろう。
鳥取市移住定住空き家運営業務(空き家バンク)を受託したこの事業は、空き家になる前からの相談や、空き家になった後の管理などにも対応する。
また、その延長線上で進められている移住定住支援では、若者を中心に100人以上の移住者を受け入れた実績を持ち、それを契機にして移住者や地域の若者が連携して行う幾つものイベントが生まれた。こうした変化も、今や町の活性を支える重要な要素のひとつに数えられる。
殊更、2012年に始まった町内の城下町地区で空き家や空き店舗等を使って催される期間限定イベント「週末だけのまちのみせ」では、地元の食材や工芸品の販売、及び展示やワークショップなど、多様な形式の中でまちの歴史や文化を感じることができる。
他にも多様な事業を行っている協議会だが、地域にとっての切要性はもはや言うに及ばない。

2歴史や伝統だけではなく、地域の人々に着目したまちづくり


 鹿野町では、隔年4月に、鹿野の歴史や文化を伝える伝統的な「鹿野祭り」が城下町にて催される。そんな、歴史と文化の凝縮たる貴重で華やかな鹿野祭りに似合うまちをつくることを、協議会は「まちづくり」の方針として掲げている。

鹿野祭りの様子
(引用):https://www.torican.jp/festival/detail_1082.html

 先人の歩んできた歴史を深く認識し、生きる活力を後世に繫栄することを目指して、進歩史観を離れて史跡や伝統を見つめなおそうとする立場にあるからこそ、その分歴史が意義を強め、地域の文化にも重みが増しているのかもしれない。 また、ほかに協議会の特徴として、地域住民への強い尊重意識も挙げられるだろう。とりわけ新規的な事業を動かし始める際には、地域に了解を取ることを一等優先しているとのことで、そのためにも、日頃から協議会自体が、地域に十分に受け入れられるよう努めているのだそうだ。このような地域への関わり方は、実際に活動の諸所にも色濃く表れている。既述した「週末だけのまちのみせ」は、地区の魅力を発信するだけでなく、地域住民や移住者及び観光客などが交流する場を提供するという意義をも備えていることが大きな長所と言える。こうした、まちの景観や伝統行事といったまちそのものに対してだけでなく、地域に住む人々、そして地域に関わる人々といった、表層の内側にも強く焦点を合わせた活動姿勢、地域への接し方こそが、より深みを持ったまちの活気に繋がっていくのだろうと、強く思わされた。

3多様な関わり方が出来るまちづくり


さて、外部との連携も多い協議会だが、学生を主に活動に携わろうとする人には、当人の明確な活動テーマの所有を強く求めている。
学生が地域のために動くだけでなく、地域もまた学生の成長に資するような、相互利益的な関係を望むとのことだ。明瞭な志を持って訪れてくれる方が、住民にとっても理解や共鳴がし易いため、「地域が外部者を受け入れる際の潤滑剤」としても重要な意味を持つのだろう。
そのうえで、鹿野町のまちづくりに協賛したいと考える人は、どうやら色々な角度から関わることが出来そうである。
例えば、不定期に行われる「鹿野まちづくり合宿」への参加や、空き家整備や景観演出などの奉仕活動への従事などが考えられる。鹿野祭りなどのイベントに参加して、鹿野の伝統を体験したり、更には運営の補助をするのも良い手かもしれない。
貴方なりの関わり方で、地域と貴方にとって有意義なまちづくりに、ぜひ挑戦してみてほしい。


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