保育現場における家族の行事について

梅雨入りの報道をみて、ああ、あの時期が来たな、と身構えた。
6月には我が家では縁のない祝日がある。

それは「父の日」

我が家は所謂非婚母子家庭で、娘は実親の父とは年に一度しかあっていない。なお、最後にあったのは昨年の9月だ。
我が家のためにこの行事を無くしてほしいと言う主張をする気はないが、働かざるを得ない=保育園に必ず通わないといけない娘が、家庭に不在の父の日を強要されるというのは理不尽だなぁと思ったりしている。
極めつけに季節の歌は「素敵なパパ」。

毎日娘はどんな気持ちでその歌を歌っているのだろう。


両親への感謝の心を教えることや、感じること自体、全く悪いこととは思っていない。
けれど、それは保育者から教えられるべきものなのであろうか。
我が家はまだ私がいるので「母の日」については何てことなく受け入れられると思う。
しかし、もし、クラスに両親のいない子がいたら、
施設から通園してる子がいたら、
それでも「家族と言う概念」を保育士が一斉保育で伝えるのだろうか。

現場で「母の日、父の日」をするのだろうか…。

「それはレアケースだから…」と人は言う。

けれど、これだけ多種多様な時代に一律に「母の日、父の日」を伝えていいのか今一度考えるべき時に来てるのではないだろうか。

一人でも辛い思いをする子がいるのなら、その話題避けるのがプロの配慮ではないのか。

家族の問題は毒親、DV等深刻化が進んでいるわけで。
取り扱い注意のジャンルに勝手な当たり前を押し付けるより、家族のことは家族に任せてもらえないだろうか、と思ったりもする。

似顔絵は嬉しいけど、園で描かされたものより娘が自発的に描いてくれたものが嬉しい。

はっきり言って愚痴だと思うけれど、一人親家庭の私の気持ちを書いときたくて、お目汚しいたしました。

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