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Xデザイン学校大阪分校マスターコース #05 中間発表と振り返り

この間始まったばかりだと思ったXデザイン学校も早くも折り返し。一度今までの検討結果をまとめてクライアントの食品メーカー様に対しプレゼンを行ってきました。結果はダメダメ、でだいぶモヤモヤしているのですが、まずは振り返りのために記事にしました。

1.事実をもとにアイデアを作る
2.Bの調査>Cの調査>アイデア出し
3.新しい市場を創る
4.参入障壁は高いのか?

1.事実をもとにアイデアを作る
 私達のチームでは食品メーカー様の課題は「販売のチャネルがスーパーに依存していること」と定義し、その事業に代わる新たなBtoBtoC事業で収益の柱を作ることを目的に進めてきました。昨年はユーザーの行動分析等に時間を割き過ぎて、間のBに対するビジネスインタビューができていなかったので、今年度はビジネスインタビューを優先して行ってきましたが、今年度は逆にCのユーザーの調査ができていませでした。そのため、誰もが考えるような一般的なニーズをユーザーのニーズとして考えてしまい、尖ったアイデアを出すことが出すことができていませでした。当たり前のことですが、BtoBtoC事業を進める場合は3者の調査をしっかり行い、それぞれの「ペルソナ・価値(お困りごと)・コンテキスト」の3つを捉える基本の大切さ、難しさを改めて認識しました。

2.Bの調査>Cの調査>アイデア出し
  新規事業を考える場合「Bの調査⇒Cの調査⇒アイデア出し」の順番で進めることが多いと思いますが、順番に加えてそれぞれにかける時間を「Bの調査>Cの調査>アイデア出し」とすることが大切だということを学びました。ユーザー(C)の価値は多様過ぎるので、まずはビジネス(B)の調査をして、ターゲットとなるCを特定しないと、Cの調査でインサイトを得ることはできません。さらに見つけた課題を何度もリフレーミングして、課題の質と抽象度を上げることができれば、アイデアのもとになるインサイトを導きだせます。そこまでいけば良いアイデアは自ずと出てきます。発明は「99%の努力と1%のひらめき」と言わますが、サービスデザインは「99%の調査と1%のインサイト」なのかもしれません。

3. 新しい市場を創る
 私達のアイデアは「定食」から「ビュッフェ」に変化するホテル業界に対し、「ビュッフェ」を便利に、価値を高める提案になっていました。しかし"ビュッフェという既存市場に参入する"=”既にたくさんいる競合他社と戦う”ことになるのでレッドオーシャンのビジネスになってしまっていました。そうではなく「ビュッフェ」の次の文化を生み出し提案していくことで、新しい市場を創っていくことを行っていこうとおもいます。

4.参入障壁は高いのか?
「参入障壁の低いビジネスは必ずコスト競争力が高い中国などの企業にコピーされて日本企業は負けるので、そういった環境でも勝てるビジネスを考えること」。”日本市場で売上100億 利益率20%”というお題に引っ張られ、海外企業と戦うという視点が抜けていました。しがらみのないプレイヤーならどのように既存企業を潰すことができるのか、そういった仮定に立たないと、これからビジネスを考えることはできません。別のセミナーで教わったのですが「その会社が潰れるとき、自分が社長だったら記者会見で何を言うのか?」で会社の課題を考えると、自分のストーリーになり自分自身の課題として捉えやすくなるそうです。

だいぶ追い込まれてきましたが、後半戦も頑張るぞー!

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