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FRENZ感想戦

こんちゃー、とろちです。
長い長い夏休みがようやく終わり、入試まで約2か月。
やべーーーー!!!!
壇上では死ぬほど緊張してしまい、何も話せなかったのでいろいろと書きます。(お気づきでしょうが、インターネッツでは普通に饒舌です。)

また、楽曲をお借りしたuytrere様、上映の機会をくださったFRENZ運営の皆様、壇上に呼んでくださった司会のお二人、見てくださった皆様、本当にありがとうございました。いい思い出になりました。

ステートメントだけでも読んでいただけると、何かみえるかもしれません。
もろもろ、の部分はただの感想です。Torochに興味のある方向け。()


ステートメント

手を伸ばしても届かないところにいろいろな世界が広がっている感覚がある。頑張って近づくのだけれどそれはとても遠くにあって、やっぱり眺めることしかできないんだと落胆したりする。

私はフレームの「外の世界」へ思考を巡らせるのが好きだ。「外の世界」とは時間の範囲の外のことでも、画面の範囲の外のことでもある。
自分の知らない世界が際限なく広がっていることが私をワクワクさせる。

「The Old Man and the Sea」に触れたとき、その内に広がる世界の広さに驚かされた。ただ事実を著し続ける語りが、その表現の解像度の高さが、本当に素晴らしかった。そこまで表現し続けても、またその外への世界が無限に広がることを知った。

私自身がそれに触れたときの衝撃の記録を残したかった。
心の中の世界の広がりは小さな私の中で繰り広げられる。
その私の中で繰り広げられるただの事実を描きたかった。
それを描けば作品を通した思考は無限に広がると思った。

そう、今回の作品も「私の記録」なのである。

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家、レンジ、2つの部屋、エクストラな3階、考えたことはたくさんありますが、公開できないので「どう表現したか」については、またいつか。

もろもろ

まず完走した感想について

FRENZを知ったのは去年のFRENZ2022、ymgcさんの『p.a.s.t』を見てからです。ymgcさんとことしの1月くらいに通話しながらFRENZ出るぞ!と決めました。(あの人いなくなりましたけど)
FRENZ2019開催時は映像というか、CGというか、なにもつくることをしていなかったのでまあ、当たり前のことではあるのですが。

自分がしっかり映像をやり始めたのは2年前の夏休みです。だから、技術に関しては至っていない部分が本当に本当に多いです。ごめんなさい。

だから本当にFRENZに行くのが憂鬱でした。当日はまず行くか、行かないか、の狭間にいて。そして、Torochであるとばれないように行こう、という結論に至りました。自分は言葉で話すのが苦手だし、行くと迷惑だ、くらいに思っていました。

実際緊張で作品はまともに見えないし、「Next exhibitor is….」のとこで流れる音楽なんかもう最悪です。死刑執行を待つ死刑囚のようです。下を一生見ながら「来るな来るな、、、、」「いや、早く終われ早く終われ、、、、」という気持ち。登壇はするつもりは本当にありませんでした。

そして行われた死刑執行。まともに前が見れなくて、映像研7巻の最終話そのままでした。壇上に呼ばれ、「あ、これでなきゃいけない雰囲気だ。。。」といやいやながら、行きました。
でも今では本当に上ってよかったと思っています。終始うつむいたままでしたが、それでも。本当に皆様に感謝します。

声をかけていただいた方も、正直名前も顔も聞ける状態ではなく、うなずくだけになってしまい本当にもうしわけがたたないです。
またいつか。というやつですね。これも。

またいつか

僕は考えることが好きです。誰かの創作を受け取って、反芻している時間も好きですし、答えなんておそらく出ないであろう問いについて考えている時間も好きです。知識というツールがあれば、アートというツールを通せば、そんな問いにだって、僕でも立ち向かえると思ったんです。

僕は考えること、そしてアートを作ることをやめません。第一志望の大学にもし落ちたって、それが辞める理由にはなりえません。(大学なんてただの環境にすぎないのです。)そして、まだまだやれる、と思っています。

考えることをやめない限り、FRENZの皆様にはまたどこかで会えると確信しています。だからまたいつか、です。(僕は幸いにもまだ成人して3日です。)

またいつかの時に胸張れるような作品が作れるように、まずは環境を得るために、とりあえずは大学へ受かります。



ありがとうございました。またいつか。
Toroch

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