絵：熊谷守一
文：ぱくきょんみ
出版社：福音館書店

画家の熊谷守一の作品を挿絵にした絵本です。
福音館書店の「こどものとも 0.1.2」という０歳〜２歳児向けの月間絵本の中で、特に人気のあったものを絵本として刊行したシリーズの中のひとつ。
このシリーズはとても良いセレクトが多いので、他の絵本もおすすめ！

おはようから始まり、おやすみで終わるこの絵本。
絵のセレクトは動物や植物など、身近で親しみやすいものばかり。
筆致もしっかりと見ることができるので、「絵画を見る」という感覚そのままに絵本を眺めることができると思います。
（おかげで「クマガイモリカズ」のサインが多くのページでかなり主張強めに入っているのがよくわかる・・・個人的にちょっと笑えます）
ぱくきょんみさんの文も、絵に寄り添うような雰囲気で、まさに「子ども向けの優しいキャプション」といった印象。

背表紙には大人向けにしっかりしたキャプションがついているのも嬉しいポイントです。

熊谷守一らしいシンプルな色と線がなんともあたたかい、おすすめの絵本です。