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スピラ旅行記 その45

幻想的な洞窟を抜けると真っ先にアーロンが身構えます。
ユウナレスカが召喚士たちの実力を試すために放った聖獣の存在を知っていたからこその反応。

聖地のガーディアン

状態異常やリフレク、ケアルガなどを使ってくるため戦いにくい。実際30分くらいかけて倒しました。こいつに負けたことはないけど、初見では倒せないボスとして名高いそうですね。個人的にはシーモアを倒せたならそんなに苦労しなさそうだと思うんですが。

ガーディアン撃破直後

リュックは休憩を提案します。ここでもまたアーロンに「その必要はない。間もなく目的地だ」と言われてしまいます。リュックは違う!もうすぐ着くから休憩しようって言ってんじゃん!と怒ります。

少し落ち着けてから「いいよ、歩きながら考えるから」とむすっとしたまま歩き始めます。ティーダもその様子を見守り歩き出せずにいました。するとワッカが「おい どうした?行こうぜ」と優しく声をかけます。

2人ともとうとうここまで来ちまったな・・・
と複雑な思いを込めてつぶやきます。

アーロンも昔は同じように足踏みしたんです

昔の俺と同じだ。
ザナルカンドが近づくにつれ 揺れた。

その話を聞いてワッカは「伝説のガードでも迷うなんて、意外です」と返します。

何が伝説なものか。
あの頃の俺はただの若造だった。ちょうどお前くらいの年齢だったかな。

美しい夕焼けと廃墟になった街

ここまで案内役として時には冷たく感じるような態度でティーダ達を導いてきたアーロンですが、彼の言葉通り10年前は熱く取り乱したりしたことも多かったのです。ザナルカンドに着いたらそんなアーロンの様子も見ることができます。

このきれいな景色を見てください。
かつての眠らない街、ザナルカンドです。とうとうここまで来ました。

ティーダの寂しげな表情

ずっと帰りたかった街が本当に遺跡として存在している事実。
今更ユウナ達のもとを離れることもできないし、きっとやらないけれど、やっぱり帰りたい気持ちも残っているでしょう。この景色を見ながら、自分の中に確かにあるザナルカンドでの思い出が頭を巡っているんじゃないかな。

複雑な心境がこの表情によく出ています。

最終章はもうひつ先にある

ここでまたリュックがみんなを引き止め始めます。ユウナを止めたい一心です。死なない方法考えようよ!とみんなに必死に訴えます。

気持ちは一緒だから誰も咎めたりはしません。
しかしユウナは前に進みます。リュックを諭すように語り掛けます。

彼女の心は決まっています

考えたら・・・迷うかもしれないから。
リュックは涙交じりに引き返せなんて言わないよ!でも一緒に考えようよ!と子どもがワガママに泣きわめいているかのように取り乱します。

ユウナはぎゅっと抱きしめて語り掛けます。

いとこ同士もっと昔から一緒に過ごせたら良かったのに

「シドさんに よろしくね」
「やだよ 自分で言いなよ・・・」

リュックの優しい気持ちをしっかりと受け止めてから、ユウナは旅を続けるため彼女にお願いをするのでした。その力強いまなざしと固い決意を目の当たりにしてもうリュックには反対する言葉も浮かびません。無理やりでも前に進まなければいけないのです。

スフィアを拾いました

ユウナがリュックに歩み寄るときに落としてしまったものです。
そっと拾い上げ、覗き込み、耳を当ててみます。

ミヘン街道の宿

覚えていますか?この風景。
ティーダとアーロンが合流してすぐ、ミヘン街道の途中で休憩したリンさんの経営するお店(宿)です。

ユウナが海を見ながら座っていたの覚えていますか?
実はあの時こっそりとみんなにメッセージを残していたのです。

アーロンへの感謝。
初めてキマリと会った時のこと、ビサイド村まで連れて来てくれた時、行かないでって泣いてしがみ付いたこと・・・。

ワッカとルールーにはお兄さん、お姉さんでいてくれてありがとう。
ブリッツしているワッカさん、おこりんぼのルールー、大好きだよ。

新入りのガード君にも

ザナルカンド・エイブスのエース!
別れる日のことを考えると、辛い・・・。
まとまらない言葉を並べながら、ここ撮りなおしっす、と映像(音声)が終わります。

キレイな夕日だなぁ!と話していました。同じ夕日なのにものすごく切なくなるんですよ。よくできてる。素晴らしい構成。完敗。

山を下っていきます

スフィアをそっとしまってティーダもザナルカンドに向かって歩みを進めます。雪の無いこちら側はむき出しの地面が舗装もされずそのままになっています。夕日を浴びて赤に近い幻想的な道を作っています。

街外れにあたる場所

一本道を駆け抜け徐々に下っていきます。
静かな空気が気持ちを引き締めます。

あの場所に到着

下りきると少し開けた場所に出ました。もうかなり日が暮れています。長い長い道のりでしたね。今度こそここで休憩しましょう。

そしてオープニングに繋がります

何も知らずに見るオープニングではみんな少し疲れた様子で休んでいるように見えます。特にリュックの姿勢なんかそうですよね。

でも真相を知ってからみると全然違うんですよ。
ワッカやルールーはティーダが話す思い出話に耳を傾けながらやるせなさと戦っているんです。リュックはきっと涙ながらに考え込んでいるんです。

高台にあがったりしながら気を紛らわせながら

ティーダはこれまでのことをみんなに話しているんです。
あの時、こんなだったよな!とか
オレびっくりしたんだよ!とかね。
お通夜みたいな雰囲気にならないよう努めて明るく。

「最後かもしれないだろ?だから 全部話しておきたいんだ」
これはユウナへの配慮でもあり、自分が自分の存在を語れる最後の場になるかもしれないと思ったからでもあります。この言葉の奥深さったらないですよ・・・。

夜が訪れます

より幻想的な空間に変わりました。
まだ終わりたくない、先に進みたくない。
最後のあがきのように話し続けるティーダ。

その優しさがわかるからこそ誰も止めたりしない。
静かに耳を傾け続けていました。

でもとうとうユウナが口を開きます。

思い出話は もう おしまいっ

ティーダの優しさを受け止めた上でこちらも努めて明るく「おしまいっ」と言います。ここからユウナが先陣を切って「いこう」と言うのです。

それぞれ焚火の近くに突き立てていた武器を持ち、力強く歩き始めます。

少し取り残されたようなティーダ。最後尾で焚火を見つめているティーダ。
うすら涙を拭ったりしてたんじゃないかな。
さぁ、行きましょう。究極召喚の正体を暴きに。

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