スピラ旅行記 その43
ガガゼト山の山頂付近にとんでもない光景が広がっています。最初見た時ぎょっとしました。びっくりじゃなくてぎょっとしました。神秘的と言うよりちょっとホラー。
今回は大好きなザナルカンドの街並みをゆっくり見る回です。よろしくどうぞ。
生きているわけもないですが、生きているかのようなこの肌の色艶。どこかで見たことありませんか?そうです、寺院の祈り子様です。山肌一面、びっしり人が埋まっているのです。なんと異様な。
しかしみんな悲鳴をあげたりはしません。どこか漂う優しさや寂しさのようなものを感じるからでしょう。なんていうのでしょうか、敵意や危害のような雰囲気は一切感じられないのです。悪いものではないな、と瞬間的にわかるんです。こんな気持ち悪い情景なのに不思議。
ティーダも慌てたりする様子はありません。この壁面の不思議な雰囲気を受け入れています。
山肌から流れ落ちる緑の靄は中心の池に流れて集まり、柱のように束ねられ空高く昇っていきます。
先が見えないほどの高度まで昇っていますね。
ユウナもここには初めて来たはずですが、この石像全て見覚えがありますから、みんなに祈り子様であることを教えます。この数の多さにはおどろいたでしょうが、悲しみを含んだ落ち着いた声で話しているのが印象的です。祈り子という存在の偉大さと悲しさを一番理解している彼女だからこその口調ですね。
さらにユウナは続けます。「誰かが召喚している・・・」と。
全ての祈り子様から力が引き出されていることに気づいたようです。誰が何のために何を。もちろん答えは出ません。リュックがしびれを切らしてアーロンに詰め寄ります。
「ね~え?何か知ってるんでしょ?教えてよ!」
「他人の知識など あてにするな なんのための旅だ」
アーロンはここでもぶれません。きっぱりとはねのけます。
しかしリュックは
「ユウナの命が かかってるんだよ!?」
ここのところこうして声を荒げることが増えましたよね。
しかし珍しくしおらしくティーダが「アーロンの言う通りだ・・・これはオレたち・・・オレの物語なんだから」と言い、壁にそっと触れます。この静かな気持ちはこの祈り子に反応したからかもしれません。
壁に触れた瞬間、視界が一瞬白く光り、身体がよろめき頭を押さえてバタッと倒れてしまうティーダ。気を失ってしまいます。
また一人異世界に・・・と思いましたが、見覚えのある光景が広がっていました。ザナルカンドです。自宅の近くで目を覚ましました。
身体を起こすとそこには帰りたかったはずの故郷。やっと帰って来れた!と喜びそうなものですが、ここでもティーダは落ち着いています。
キラキラとした夜景がきれいです。ここから海を挟んで見ても建物の高さや密度の凄さがわかります。大都市ザナルカンド。建築技術すごい。
未来を感じるネオン看板。オシャレ。なんて書いてあるんだろう。スピラ語読めるようになりたい・・・。
ここがティーダ君のおうちです。船のカタチをしています。
海の向こうに見える都市ではなく、少し離れたところに住んでいるんですね。閑静な住宅地的な?
見とれてしまうのは私だけ?この街見ていて飽きないんですよ。
大きな水の橋のようなものはオブジェ的なものなのか、それとも高速道路やバイパスみたいな水路なのか。いいなぁ!ザナルカンド探索させてくれぃ!!
しかしこの大都市でありながらこの静かさはかえって不気味です。人がいないこのありえない状況はティーダもわかっています。何かのマチガイでここにいるということが。
船の様なカタチというか、船そのものですね。
ジェクトマークがあるところを見るとジェクトが買った家にそのまま母と暮らし、母が亡くなったあともずっと一人で暮らしているのですね。
父が本当に嫌いなら売ってしまってどこかへ引っ越してもよかったのでしょうが、思い出があるからなのか、住みよい家だからなのか。
中に入ると結構広い!
大きなリビングにキッチン、カウンターテーブルでご飯食べれるようになってますね。機能的。ベッドルームは無さそうな感じ?
このリビングの右にある大きなスクリーンでブリッツの試合を観たりするんでしょうね。大きなテーブルで食事もとれるし、歓談もできる。友人やガールフレンドを招待した時はここで盛り上がったでしょう。
また丸いクッションのようなものが3つありますね。これは絶対親子3人で使ってたやつ。椅子に掛けてくつろぐのではなく、座敷でくつろぐ感じですね。真ん中だけ小高くなってるのも完全に座敷スタイルじゃん。この辺がオリエンタルなFFと呼ばれる所以ですな!
窓から見える景色も抜群ですな。タワーの様なところはあれですか、スカイツリーみたいなものですか。デートスポットですか。
将来何かの間違いで船を買うことになったらモデルはティーダ君のおうちにしよーっと!宝くじ当たれー!
祈り子 「キミのこと 前から知ってる ずっと ずうっと前から」
ティーダ 「オレも・・・知ってるような気がする」
ベベルの祈り子の間で会った、オープニングのシンに襲われる時にも会った、もっと遡ると子供の頃にも出会っていた。ティーダは幻の様なものだと思っていたと思いますが、ベベルで会って、男の子の姿をした祈り子が存在し、ずっと一緒にいたことが確信に変わったのだと考えています。
右奥の扉が玄関ですね。さっき入ってきたところ。
壁にたくさん収納スペースがありますね。クローゼット代わりかなぁ。
手前にはトロフィーが飾られています。
歴代のブリッツの試合の戦績を表すものですね。
金のトロフィーよりもクリスタルのものが多いのは、ブリッツの水球や海などをイメージしているから?それともスフィアが重宝されている文化だから?
まだまだティーダはルーキーですから、大きな試合の経験は少ないです。左の大きなものはジェクトのトロフィーでしょうね。
この後ワッカやリュックが代わる代わるぼんやり現れます。
2人ともティーダを心配して呼びかけている様子です。ガガゼトで倒れたティーダを呼び起こしています。
なんだ夢を見てるのか、といったティーダに対し
キミは夢を見てるんじゃない キミが夢なんだ
という意味深なセリフを残して祈り子は家の外に出ていきます。
床の模様なんかもアジアっぽいですよね。
見ていて飽きないティーダ君ハウスでした。
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