見出し画像

日本プロレスリング連盟に期待すること

↑新日本プロレス公式サイトによる発表

どうも✨😊
はねじろうです✨😊

少し前ですが、2023年12月15日
プロレス界にビッグニュースが
飛び込んできました。

日本プロレスリング連盟の設立です。

これがプロレス界にどう影響するのか⁉️
自分は、今後の活動次第では、プロレス史にとって大きな分岐点に成り得る出来事だと思っています。
にもかかわらず、TLを見ても、それ程大きな話題にはなっていません。
おそらくこれは、連盟設立の趣旨がまだ、多くのファンに浸透していないからだと思います。
そこで今回は、自分なりにかみ砕いて書いていこうと思い立ちました。

設立までの経緯

2020年当時、プロレス界は、新型コロナウイルス感染症によって、政府から興行自粛要請を受けていました。
そんな中、国内プロレス団体がスポーツ庁、経済産業省に休業補償等の要望書を提出したところ、馳浩衆議院議員(当時。現石川県知事。)から、プロレス界における統一的な組織の設立を要請されました。
これは両者の言い分はもっともだと思います。
プロレス団体側にとって、興行を打てないというのは、死活問題です。
政府の興行自粛要請に従う代わりに、その補償を要望するのは、当然の行動です。
一方で、政府側からしたら、補償するにもその限度が見えてきません。
プロレスは戦後から国民のスポーツ文化として根付いてはきたものの、その実態は、個々の会社による独立運営です。
また、日本のプロレス界にはライセンス制もないため、プロレスラーの定義も曖昧です。
極端に言えば、どこかの会社や個人が、プロレス興行をやりさえすれば、それはもうプロレスなのです。
政府や公共機関は、公共の福祉のためのものであり、「公」に対しての支援は出来るが、「私(個人の利益)」に対しての支援は出来ないのです。
馳氏はプロレスラー出身ですから、そんなプロレス界の実情を知っているので、まさに的を射た要請です。
こうしてプロレスが公の文化として、名実ともに形を作らなければいけない時期が来ました。
そうして結成されたこの連盟ですが、コロナ禍はもう既に明けており、時期が遅いのでは?という声もあるかもしれません。
ただ、これも逆に言えば、プロレス団体同士の結束がいかに難しいかを表しています。
これまで自身の団体の利益のために運営してきた者同士が、時には険悪な関係の時期もあったわけですから、自分はこれは仕方ないと思っています。
むしろ、年数がかかっても、よく結成出来たなと思います。
プロレス団体同士の交流戦の乱発は、自分はむしろ反対派なのですが、これも地道に交流してきた成果なのかもしれません。

加盟団体

新日本プロレス
全日本プロレス
プロレスリング・ノア
DDTプロレスリング
ガンバレ☆プロレス
大日本プロレス
DRAGON GATE
スターダム
東京女子プロレス

よくこれだけの団体が加盟したと思います。
きちんとした統計は取れませんが、これだけの団体が集まれば、プロレス界のシェアの殆どを占めるのではないでしょうか。
プロレスリング連盟=プロレスという位置付けでも、ほぼ問題ないと思います。
今後も賛同団体を呼び掛けるとのことですので、歴史的にも、みちのくプロレスやプロレスリング ゼロワン辺りにも加わってもらいたいものです。

連盟の今後への期待

前述のとおり、政府や公共機関とのパイプ作りが発端ではありましたが、「私」であったプロレス界が、「公」に向かって真摯に向き合ったことに、大きな意義があったのではと感じています。
それによって、プロレス界の社会的地位の向上に繋がっていくことが、プロレスファンの一番の願いなのではないでしょうか。
そういう面からも連盟への期待は大きいのですが、一方で個人的に取り組んで欲しいテーマがあります。
それはプロレス界の「統一性」。
連盟も課題の1つに挙げていますが、団体乱立によって、プロレス界は様々なカラー(個性)を生み出してきました。
ストロングスタイルや王道スタイル、ハードコアやエンターテイメント、その他色々含めて、それら全てがプロレスです。
プロレス程、団体の方向性が様々なジャンルはなく、統一性とはかなり難しいものなのです。
ただ、その多様性こそがプロレスの魅力なので、そこは残してて欲しいと思っています。
団体によるルールの違いなんかは、自分はむしろ気にはなりません。
ただ、これから見込まれる団体間の交流に際して、連盟として安全管理をどうするか?
そっちの方が気になります。
そこで取り組んで欲しいと思っているのが、階級の統一的な基準です。
階級を定めるのは言うまでもなく、選手の安全のためです。
現在、各団体がタイトルを管理し、階級も団体によって設定されていますが、ここは統一して欲しいと思っています。

具体的な連盟の活動としては、5月6日に記念大会が予定されています。
そこに、新日本の棚橋新社長の手腕がどう活かされるのかにも注目ですね😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?