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FC Groningen tactical preview

元記事: https://totalfootballanalysis.com/match-analysis/tactical-preview/eredivisie-tactical-analysis

このnoteは、ヨーロッパサッカーの2018-19シーズンが始まる前にtotal football analysisに寄稿された、エールディビジの各チームのプレビューの中から(上記した記事)、フローニンゲンのチームプレビューを抽出し、ざっと翻訳したものです。

Jリーグ2018シーズンのベガルタ仙台でプレー(川崎フロンターレからのローン)したDF板倉滉。彼は2019年1月15日、マンチェスターシティーへ移籍。時を同じくしてオランダのクラブ、FCフローニンゲンへのレンタルが発表されました。

そのフローニンゲンにはどんな選手がいるのか、監督はどんな人なのかを、この記事を簡単に訳すことで紐解いていこうと思います。

また、フローニンゲンの志向するサッカーのスタイルについての詳しい解説を英語の文献で見つけることはできませんでした。そのため、後ほど自分で試合を見て簡単にまとめたいと考えています。

ではスタート

訳 とーれす Twitter→ (@torres9_vega

Groningen

フローニンゲンの昨シーズン(17-18)はリーグ戦を12位で終え、大方の予想にやや反する形となった。このクラブは素晴らしいスカウティング網とその一貫性を持つクラブとしてここ10年間で名を馳せてきた。しかし昨シーズンの結果は2012シーズン以降最低の成績だったのだ。そこでこの夏(2018年夏)、彼らは得意の補強を行い、ヨーロッパの舞台へ戻るためのチーム編成をした。

結果がよくなかったにも関わらず、チームが名を馳せたのはとても若いMFたちのおかげだ。Ludovit Reis、Tom van de Looi、そして堂安の20歳以下の彼らだ。堂安はこの夏ガンバ大阪から170万ユーロで完全移籍で獲得することに成功した。

GKのSergio Padtは昨シーズン勝ち点に直結するセーブを見せ、人気を勝ち取った。そしてJulian Chabot (スパルタ)と Deyovaisio Zeefuik (アヤックス)もそれぞれこの先数年のDFラインを支える選手として完全移籍で獲得。何よりMimoun Mahi はおそらくクラブで最も価値のある選手だ。まだ万全の状態とは言えないが。Mateo Cassierra もストライカーの一番手としてアヤックスからローンで獲得した。

そのため、この夏の補強は今季上位争いに食い込むためには万全なものになったと言えるだろう。ただ一つ不明点があるとすれば、今季新たに就任した監督、Danny Buijs だ。彼はこのクラブに来る以前、3部リーグのKozakken Boysしか指揮をしたことがない。彼にはチームを2年連続で2位に引き上げた実績があるが、エールディビジのロッカールームとピッチ両方に適応するのは難しそうだ。指揮官はまだ未熟であるが、彼が成長していくためにはフローニンゲンはうってつけのクラブだろう。スターティングイレブン全員を24歳以下の構成することも可能で、それがベストになることもありえる。


昨シーズンのクラブはボール保持するスタイルを志向したがうまくいかず、選手たちの資質を生かし切れたとは言えなかった。堂安、Mahi 、Reisらの若手は年々力をつけてきていて、西ヨーロッパ最高峰の若手選手となる可能性もある。そのような日が来るまで時間はかかるかもしれない。しかし指揮官はいいチームを作り上げてくれるだろう。

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