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コンサルティングファーム的な地頭を良くする書籍9冊

僕が新卒でコンサルティングファームに入って良かったな、と思うことの一つは、「考えるということ」に興味が湧いたことだ。人が思考する、その目的とプロセスをどのように設定すべきか?というテーマを追求することで、自分自身の仕事の仕方を定期的に見直すきっかけになった。

そこで、ふと読み直すことの多かった書籍たちを、一度棚卸ししようと思い立った。ただし、実践の方が大切だし、それが困難だし…なので、あくまで参考までに。

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

ここに書かれている内容が、ロジカルシンキングの全体像。バリューのある仕事を生み出すには「根性」に逃げ、「犬の道」を通ることの無きよう、正しく、何がイシューなのかを“見極める”ことが第一。すなわち、仕事の目的・人が思考することの目的とは何なのか?を、まず第一に考えよ。と、著者は本書で(何度も)主張している。

マッキンゼーで有名になった“空・雨・傘”のプロセスを知る上でも、とても分かりやすい本だと思う。

入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法

著者は、ロジカルシンキング・ライティングの古典ともいえるバーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」の日本語版翻訳者。ここで、原典の「考える技術・書く技術」ではなく“入門編”を持ってきたのには訳がある。単純に、僕には原典で言っている内容がよく分からなかったのだ。

一方、こちらは簡易な日本語で、分かりやすい。しかも、「日本人は何故ロジカルになれないのか?」という問いに答え、日本語特有のロジカルシンキングにおける落とし穴の見える化とその解決策を示されているところが、とても良かった。

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

仮説を持て、という詞と、その厳しさ・効率志向で間接的にBCGや早稲田大の経営学修士コース、コンサルティングファーム全体のブランディングに資した本書。

仮説を持つことの効用と、その困難さを知る者にとって、この本で描かれる現場のやり取りは耳が痛くなるぐらい。

思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践

ロジカルシンキング、というテーマで、ここまで内容を因数分解できるということ自体に驚きを隠せなかった。特に、分析作業におけるグラフの存在意義、及び合理的な分析をするためのイシュー・アナリシスの内容は何度読んでも「凄い」と思う。

僕は、ここに書かれた手技で仕事のできるような人材になりたいと思った。今も、僕はその道程の最中にいる。

アイデアのつくり方

自由な発想力、想像力、構想力でアイデアをバンバン出したい。そう思うことはしばしば。「しかし、現実はそうはいかない。あるのは地道な道のりだけなのだ」という当たり前のことを、アメリカの最大の広告代理店・トンプソン社の最高顧問だった著者が書いた、数十年間売れ続けている発想法のロングセラー。さくっと読めて、ずっしりとした学びのある一冊。

これは水です

本を買わなくても、ずっと前から翻訳してくれていた人がいるのでこの文章を読めばおおよその目的は果たせる。「そもそも、地頭ってなんなんだろうな?」というときには、ぜひ読んでみると良い。いわゆる”リベラルアーツ”というものを学んだ者たちへの(少しだけ後ろ向きな)エールだ。

デザインコンサルタントの仕事術

どんなに正しい(と思われる)考えであっても、人に伝わって動いてもらえなければ意味はない。共感とは、いったいどこからくるんだろう、という気付きがある一冊。

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

最近、梅棹 忠夫の知的生産の技術 (岩波新書)を読んだのだが、この本は梅棹さんの思想を現代風・実務風に見直して書かれた本、とも取れる。「書き出す」という行為には、梅棹さんの言う「かんがえをまとめる」と「じっさいにかきあらわす」という二つの段階を取る、という思想にプロセスとその根拠が類似しており、同様の主張であると考えられた。

まず書き出せば、兎に角、頭の中の悩みがなくなる。ということで、みんな書こう書こう。

超解読! はじめてのヘーゲル『精神現象学』

この哲学者・文筆家は最早”おなじみのコンビ”と称されるぐらいには、ある界隈では有名だ。これも、「そもそも、地頭ってなんなんだろうな?」というときに。



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佐藤 徹(Toru Sato)16g

こどもの医療機関でPR・Webサイト運営・ファンドレイジング(寄附あつめ)に従事. Living in PeaceこどもPJT(広報Gr).ほぼ日の塾4期生.

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