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阿蘇修行が決まった経緯


● 中島昌彦さんとの出会い

▶︎ 悪戦苦闘の日々

独学に限界を感じた私はまず、"その道のプロから学びたい"と考え、
北九州にある映像制作会社やフリーランスで活動されている方を検索しては電話やメッセージを繰り返す日々を送りました。

しかし…

・コロナの影響で求人は行っていません
・未経験の方は募集していません
・うちで雇ってもいいけど、最初の1年間は弁当の手配や荷物持ちだけどいい?

など、あまり相手にしてもらえず…
中にはホームページ宛のメッセージに返信をもらえず、後日電話をかけると
「後ほど、担当の者から折り返しお電話いたします」と言ったきり放置されることも。
(この会社はいつか絶対に見返したいと思っています)

想像以上に世間の風というものは冷たいものなのだと感じました。

独学も就職も上手くいかない状況….
そんなとき、あるテレビ番組に出演していた方が頭をよぎりました。

▶︎ 「家、ついて行ってイイですか?」をきっかけに

その番組とは、毎週欠かさずに見ていた
「家、ついて行ってイイですか?」

その番組に出演していた方こそ
後に私がアシスタントをさせていただく
"中島昌彦さん"だったのです。

中島さんのことを簡単に説明させていただくと…

阿蘇で生まれ育ち、アメリカの大学で映画制作を学んだ中島さん。帰国後は東京でテレビ関係の仕事をしていたが、2016年、ちょうど実家に戻ってくるタイミングで熊本地震が起きた。自宅は無事だったが、熊本は甚大な被害を受け、熊本城や阿蘇神社など文化財が被災した。そこで自分が関わってきた映像を通じてなにか復興の手伝いができないかと、ビデオグラファースタイルで撮影を始めた。

(VIDEOSALONより一部抜粋)

その放送を見ていた段階では転職などまったく考えていなかったのですが、中島さんの放送回は印象に残っており私の頭の片隅に在り続けました。

そして、いざ転職を決意したものの
どうすればいいのか悩んでいるときに
ふと中島さんのことを思い出したのです。


▶︎ 中島さんの人柄に惹かれて

私はすぐにホームページからメッセージを送りました。
フリーランスとして第一線で活躍されている方に映像の世界で生きていく”ノウハウ”を教わり、中島さんのように映像を通して地元のPRができるようになりたいと思ったからです。
(ぜひ、一人でも多くの方に中島さんの映像作品を見てほしいです)


メッセージを送るとすぐに返信がきて、テレビ電話でお話しを伺うこととなりました。
一度も会ったことのない人に対して、なんでここまで親切になれるのかと疑問に思ったくらい色々とアドバイスをいただきました。

テレビで見ていた方と実際にお話しできたことは、とても感動的な出来事であり
数々の映像制作会社から冷たく対応された私にとって、とても頼りになる存在となりました。

しかし、このときはあくまで電話でご相談させて頂いただけ…
この先、映像を学びに阿蘇に行くなんて考えてもいませんでした。

話しが動いたのは、この電話からなんと一年後の2022年3月のことです。

● いざ、阿蘇へ

▶︎ 阿蘇修行への道のり

ある日、旅行で阿蘇へ行くことになり、その帰りに中島さんの自宅兼事務所へ寄らせていただきました。
※「家、ついて行ってイイですか?に出演された方の家に本当について行ったのです。

中島さんの新しい事務所や使用している機材を見せていただく中で、あるお話しをいただきました。

「アシスタントを募集するから、阿蘇まで来ませんか?」

とてもびっくりして嬉しかったのを覚えています。
しかし、私は即答できず「家族と相談させてください」と返答しました。
ただ、心の中では”この人の元で映像を学びたい”という気持ちしかありませんでした。

しかし、当時幼稚園に通う3歳の子どもがおり、妻のお腹の中には12月に出産予定の赤ちゃんまでいました。
阿蘇に行くとなれば単身赴任。しかし、妻は妊娠中で夫のサポートが不可欠な状態。
私は半ば阿蘇に行くことを諦め、丁重にお断りさせていただく決意でいました…が…

妻の口から出た言葉は
「絶対に中島さんの元で学んだほうが勉強になるし、行くなら早いほうがいいよ。1年間くらいなら頑張るから」

私の背中を押してくれたのが妻でした。

※これは余談ですが、妻と2人の幼い子供を実家に残して、単身阿蘇に修行するお話しは誰に喋っても驚かれるエピソードです。

妊娠中の妻と娘と過ごす阿蘇でのひととき = 南阿蘇月廻り公園

そして、2022年9月1日より
アシスタントとして阿蘇修行の日々が始まりました!

● 次回の予告

▶︎ Youtubeでは学べないプロの仕事とは

▶︎ プロとアマチュアの違いとは

など、私が感じたことを率直に綴りたいと思います。

次回のnoteもお楽しみに!


● 最後に…

もしよければ"Instagram"もチラッと覗いてくれると嬉しいです。
(フォローなんてしていただけるともっと嬉しいです)https://www.instagram.com/toru_yoshinaga/

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