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まだできてないと何度言えばいいのか

「見た目がきれいだと、中身もできていると思われる」法則というのがある。うそ、ない。でも、ユーザーインターフェースのあるソフトウェアを作っていると、そういうことがある。

ここにボタンがあって、ここに写真があって、こっちに別のボタンがあって、というのをきれいに作っておく。そして、まったく中身を作らないでおく。なぜなら、そもそもこの見た目でいいんだっけ、というのを知りたいから。すると、こう思われる。「もうできてるじゃん。これを動かせばいいんでしょ」

だれだっけ? Joel Spolsky が似たような言い方をしてた気がする。そして、そんな目にあった人はたくさんいるだろうし、私だってそのひとりだ。この問題を解決する方法は割と知られていて、「作っている途中のように見せる」だ。

で、今回、私はなんでそうしなかったかというと「動きと見た目の両方が分からないと、何を手に入れるか分からない」という人が対象だったからだ。けどこれをいきなり本番には使えない。トラフィックに耐えられないし、フロントエンドのコードは minify してないし、lazy loading するべきだけどしてないし、だいたいドメインは ngrok とかだ。そして、ある組織がコンテンツのクリエイティブ(あー、使ってしまった、この語彙)を作り、それを、HTMLコードにする別の組織に渡す必要がある。そのやりとりを定義もしていない。それが嫌ならウェブサービスにする必要がある。

この本番にするには、まだまだやることがあるんです、感。どうやったらいいんだろうなぁ。わざと遅く動くとか、わざとダウンタイムを作っておくとか availability で調整するといいのかなぁ。

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