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面から立体に切り替わった「場」

こんにちは。

オンラインによる人財開発・組織開発を支援するトオラスより、広報チームのさーやです。

朝晩めっきり寒くなりましたね。

毎年寒くなるころに靴下を編み始めるのですが、何分ペースが遅いので、冬の間に完成させることができずに春を迎えてしまいます。

それでも懲りずに、好きな色の毛糸を手に入れようかとあれこれ考えている今日この頃です。

今日は、福島対話チームのすばるさんより届いた記事をご紹介します。


<福島と繋がり続けるオンライン対話会>のこと

2020年の初めころから始まったこの対話会では、3.11から9年半、未来を描くために活動してきた人々に、想いを寄せ、対話を続けて来ました。その対話会では、福島に留まらず、世界の今を描き出そうとしていました。

原発廃炉問題も、除染土問題も、放射性廃棄物問題も、辿ってみるといろいろなものが絡み合って生じており、そこには、関わる人達の様々な考えも、同じように絡み合っているのが゙わかります。先回のこの対話会では、ある人とこの場の出会いから、非常に興味深い話し合いが行われました。そのきっかけとなったある人とは、中央省庁で国の問題に最前線で取り組んでいる方でした。

これまでに自分たちになかった視点

私たちは、「市民」の目線でいろいろ話をして来ましたけれど、振り返ると、どうしても市民だけの平面的なものの見方になりがちでした。しかし、その場に「官」という視点が入って来ました。すると、話は一挙に複数の視点からなる、立体感を持った話し合いになったのです。そして、その場にとって大変幸運だったことは、その方が腹を割って話をしてくれたことでした。

自分の言葉で、自分の信念で話す言葉からは、真剣に問題と取り組み、市民の気持ちにも寄り添いながらも、官としての仕事をしている信念も伝わって来ました。

エキサイティングな場への切り替え

その官の視点が入って来たことで場も変化しました。政策としての実情があり、官もその進もうとする方向があることを理解しつつ、民として市民、国民が何を選択していくことが本当に必要なことなのだろうかと。そこは、官、民が同じものを見つめて語るという場が醸成されていくのを感じました。そこはもはや、空間が勢いを持っていて、聞き合い、話し合うことが、次の発想を生み育て、深く思考する、とてもエキサイティングな場となっていました。

福島を始め、今世界にある問題を解決するためには、説明会でもなく、単なる勉強会でもなく、メリット、デメリットも含め、知ること、考えることのできる機会が大事だと分かってきました。次回も、有識者をお招きして、官と民の視点から問題を描き出し、共に未来を考える対話をして行きます。

次回対話会のお知らせ

以前からの積み重ねで耕してきた、福島と繋がる対話会のエネルギーが、爆発して次のステージを作り始めています。福島並びに世界の問題の捉え方に関心のある方はどなたでもご参加ください。


おわりに

オンラインで人と出会う生活がグッと一般的になってきました。

もしかしたら永遠に巡り合うことがなかった誰かが、いつの間にか身近な存在になる。

ものすごくワクワクしませんか?

ちなみに私は、この記事を読んでくださっている方は、すでに「非同期」で巡り合えたという認識をしています。

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