丹野 徹

頼まれもしない写真を撮って値札をつけて売っています。文字にするとヒドい生業にしか思えな…

丹野 徹

頼まれもしない写真を撮って値札をつけて売っています。文字にするとヒドい生業にしか思えないけど、まぁそんなものです。

マガジン

  • 写真という名のテクスト(写真作品制作記録簿)

    作家 a.k.a. 無職。写真を撮っていますが、クライアントワークも、コミッションワークもしておりません。写真作家とでもいうのでしょうか、プリントやNFTで作品販売をしています。売れれば作家扱いしてくれますし、売れなければただの無職です。

  • MEMOMAGAZINE

    日常の調べものを備忘録的に書き留めたマガジンです。 昔のことを思いだしたりすると書いたりもしますから、本当にメモです。 想定読書は自分一人なので脈絡はありませんが、同じことを調べる方がいれば時間の節約になるかなと思いマガジンにしました。 自分向けなので内容の裏取りはしていません。間違った情報を含んでいる可能性がありますので鵜呑みにしないでください。

最近の記事

70歳くらいで死ぬと思ってた。

70歳くらいで死ぬと思ってた。 最近、安楽死についてSNSが騒がしい気がして書いています。 これね、結論からいうと死を選ぶのも基本的人権だと思うのです。 うちの母がね、こんなことを言うんです。 「いつまで生きているのか先が見えないわよ」 これ元気で、とりあえず生活の不安のない年寄りのつぶやきなんです。いささかもネガティブな気分を含まないフラットで自然な現状認識。 平成、令和にお生まれになったみなさまには、 少々実感がわかないと思うのですが、 昭和というのはとても長い

    • I Was Made For Lovin' You I Kiss

      言わずと知れたDISCO KISS。好きでたまらない。 古典ならではのこんなものも見つけました。

      • 『写真で何かを伝えたすべての人たちへ』別所隆弘 著(感想文)

        待ってましたとばかりに手に入れた本書ですが、まだ出版されたばかりの本の感想は難しいのです。これから読む、あるいはまだ読み終わっていない方々もいらっしゃると思いますからネタバレになってしまってはいけません。 だから少しぼんやりさせて、購入を迷っている方の背中を少しでも押せればと願いながら、1度目の読了の感想(きっと事あるごとに読み返すと思うので)を書いてみたいと思います。 僕は読み進めるごとに、まるで対話をしているようにメモを記すことがやめられませんでした。それほど多くの示

        • I Go Crazy | Paul Davis

          この曲も『なんとなくクリスタル』のサントラで知った曲。原作を読んだのは中学生のときで、ずいぶんと話題になったので買ったのを覚えている。

        70歳くらいで死ぬと思ってた。

        マガジン

        • 写真という名のテクスト(写真作品制作記録簿)
          41本
        • MEMOMAGAZINE
          9本

        記事

          個展の搬入・設営の日の出来事

          朝、6:30に伊豆を出て個展会場の靖山画廊に11:00到着。画廊前に車を停めて急いでパソコン等々をおろして東京滞在の常宿的1回(1日じゃなくて1回)500円の爆安駐車場に車を停めて東銀座のギャラリーに戻り設営。 といってもほとんど靖山画廊のみなさまにやって頂き… 何から何まで至れり尽くせりでございました。 明日のギャラリートークのファシリテーションをして頂ける月刊アートコレクターズの編集者の方とご挨拶したり、NFT作品にモニターをご提供頂いたスマートホルダー様がモニター搬

          個展の搬入・設営の日の出来事

          低く飛んでいく I LIBIDO

          言わずと知れたLIBIDOの名曲。 渋谷La. mamaで行われた成田弥宇さんの追悼ライブではASYLUMのGazelle氏がVo.だったと思う。 最近はほんとうに記憶に自信がない。

          低く飛んでいく I LIBIDO

          Tell Me That You Love Me | Steve Gibb

          『なんとなくクリスタル』のサントラで知った西海岸サウンド。たぶん中学一年生の頃読んで二年生のときに、貸しレコードで借りて聴いていたお気に入りの曲。

          Tell Me That You Love Me | Steve Gibb

          弾丸撮影行(三重県)

          いろいろ諸事情ありまして個展直前に三重県まで向かっています。時間に余裕があれば名古屋や大阪にも足を向けたいところですが、明日の昼に下田(伊豆)で用事があるので、例のごとくスケジュールの合間での強行軍。 個展用の制作が終わったのが1月中旬、つい先日まで展示の準備等々に終われて、まとまった時間がなかったので写真を撮りに遠出をするのは久しぶりです。 個展の主旨が「これからどうするのか?」なので、個展が終わったタイミングで「これから」につながるアクションをしたいので、こういうスケ

          弾丸撮影行(三重県)

          Mary, Mary so contrary I CAN

          Monster Movieというアルバム、どの曲もすごく素敵なんだけれど「アルバム」を通して聴くとさらに凄みが増す逸品です。

          Mary, Mary so contrary I CAN

          いつ寝るか

          今でしょ 基本的に無職みたいなものなので、規則正しい体調に合わせた生活しているのですが、今月は時間の決まった約束事がたくさんあって、それに合わせて「いつ寝るか」計画を立案したのです。 そもそも不眠症を患って四半世紀、計画の実現には甚だ懐疑的にならざるを得ません。でも寝なきゃ!って、コレがいけないんです。 寝なければというプレッシャーでますます寝付けません。目が覚める訳ではないのです。 寝なきゃダメだ 寝なきゃダメだ 寝なきゃダメだ 朦朧としながらいつの間にか5時間く

          いつ寝るか

          個展『New Dawn Fades』3.22-4.2(icon Talk Live)

          icon CONTEMPORARY PHOTOGRAPHYの池谷友秀さんのご厚意でトークライブを開催して頂きました。基本的にはこのnoteで書いていることをトーク用にまとめたつもりだったのですが、1時間の予定が2時間も喋ってしまい、関係者の皆さまには感謝とお詫びの気持ちでいっぱいです。 YouTubeでアーカイブを見られるのですが、僕の声なんとかならないだろうか。ボイストレーニングするとか? 自分の声が嫌いだったことをあらためて思い出しました。歳を重ねてどんどん嫌いなところ

          個展『New Dawn Fades』3.22-4.2(icon Talk Live)

          【再掲】「現像」と「レタッチ」という分けかたはもうやめたほうがいいと思うのです

          あんまりこういう記事を書くのは気が進まないのです。きっと誰も喜ばないから。 DTPやらレタッチやら、画像を扱う仕事に関わって20年くらい、自分の作品/プリントを売るようになってから10年が経ちました。幸運にもどうにか生計も立っております。 そんな感じで世の中の片隅で淡々と生きているのですが、この手の生業をしていると所謂「教える」系の依頼がくることがあります。 写真教室とかセミナーとか。 まあ僕にそんなことを言ってくる時点で人選ミスは明らかなので謹んでお断り申し上げていま

          【再掲】「現像」と「レタッチ」という分けかたはもうやめたほうがいいと思うのです

          個展『New Dawn Fades』3.22-4.2(8)

          例によって個展のことです。くどくどと書いているプリント:ディスプレイ問題なのですが、プリント派(僕自身もこっち)、あるいはプリント至上主義だったりする方々の多くが、気づいていないのか触れたくないのか知りませんけど指摘しないことがあります。 SNS等のディスプレイ表示で写真を投稿して、それを入り口に展示等のプリントベースのイベントに着てもらうというのは、現在のところ有効だと思いますし宣伝費をかけられない以上、選択肢として選ばざるを得ない一面もあります。 でもディスプレイ表示

          個展『New Dawn Fades』3.22-4.2(8)

          個展『New Dawn Fades』3.22-4.2(7)

          ここ数年ずっとモヤモヤと考えていて、でもあまり言わなかったことがあります。それは写真のアウトプットとしてプリントだけをゴールにしていて良いのか?ということです。 視聴環境としてディスプレイが多くを占めるというのは、以前にも書きましたがもう一つ大きな理由があります。 写真の仕上げはディスプレイを見て行います。つまり作者として僕が判断をするのはディスプレイに映し出された画像なのです。もう1番鮮度の高い獲れたての魚みたいなものです。解像度もマックス、色やコントラストもベストな状

          個展『New Dawn Fades』3.22-4.2(7)

          個展『New Dawn Fades』3.22-4.2(6)

          動物をモチーフにすることが多かったのだけど、今のところそれもあまり関心がなくて… 例外は鹿かな。鹿は撮りたいのです。 あと鯉。鯉の退廃的な出自はやはり魅力的です。人工生命というか… 日本のデカダンスを感じるんですよね。 ただ鯉をモチーフにしても水面のゆらめきの中で泳ぐ姿を捉えた写真(ノンフィクション)と、下の写真のように地中を泳ぐ架空の地底世界を現実世界から眺めた下の写真(フィクション)では異なるアプローチで撮影をしています。 地底とか洞窟みたいな描写が好きなのは「グロ

          個展『New Dawn Fades』3.22-4.2(6)

          個展『New Dawn Fades』3.22-4.2(5)

          三日坊主で終わるはずだった個展の宣伝noteですが、なんと5回目です。 自分でも驚いているのです。こんなに言いたいことあったのか、と。 正確に言えば「言わないでおこう」と思っていたことなんですけどね。 こんな駄文をか書いている暇があったらステイトメントを書けと叱られてしまいそうです。まあそんなに簡単に書けるようなものでもないですし… アレたいへんなんですよ。例えば色について触れたとします。当然その根拠となる先行する作品や、エピデンス(流行ってますねー このワード)も示さなき

          個展『New Dawn Fades』3.22-4.2(5)