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同人誌気付き

昨日コミティアに向けて4ページの同人誌を描いていたときにハッと気付いたので内容の説明をします。


同人誌、楽しい。

どこが楽しいか
●ネームを誰にも見せずに描けるので最後まで試行錯誤ができる
●完成まで誰も見ない
●絵の細部まで自分の神経が通っている感じがする
●一人で作るのがとにかく好き

気付いてしまいました。同人誌の原稿、楽しい。

現在商業初連載をしている最中なので、プロットを見せる→ネームを見せる→原稿を見せる→完了 のプロセスを踏んでいるんですが、気付いてしまいました。
全部吹っ飛ばして完成原稿だけを人に見せたい。それまで見せたくない。例えそれが編集の人※でも。

※編集の人が嫌とかそういう次元の話ではなく、現在お世話になっている編集の方はとてもいい方です。


セルフ滝行(誰にも見せずに成果物だけをひっそりと世に出す)みたいなことをしながら原稿(BADDUCKSやあと一歩、そばに来て内の短編いくつか)を描いていた時期のハッスル感、楽しさが蘇るのを、同人誌を描いていて明確に、感覚として思い出しました。
これは…俺はこのスタイルに向いている…と商業連載の最中に気付いてしまってウケました。


DOGAは私の大事な作品ですし、面白くなるようにこれからも努めていきます。それはもちろんのことです。物語はきちんと完結しないと意味がない。私はそれをやり遂げる義務があるし、やる気もあります。

ですがそれから後は、とりあえず原稿を完成させて誰かに渡す、みたいなスタイルで商業活動を続けていくんじゃないかなと、漠然としかし確実に思いました。誰にも見られずに完成させたい。現に今出版されているもののほとんどがそうやって作られたものです。一人で脳内でこねくり回して作るのがメチャクチャ向いている。
それをやれるだけの余裕が生まれつつあるので、いずれはそうするのが目標です。DOGA連載中〜完結後にいくつか短編を描きたいなと思っています。


それはそれとして、DOGAって漫画すごく面白いので読んでください。


武田登竜門

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