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【見聞録】 『映画 えんとつ町のプペル』

2021年初映画でございます。

西野亮廣さんが原作・制作総指揮・脚本を兼任したアニメーション映画です。普段いっぱいアニメーション映画をみる方ではありませんが、半分くらい西野さんの新しい試みを応援したいと思って見に行きました。でも見終わった時はそんなの関係ないくらい感動してました。

以後、ネタバレを含みます。未見の方は要注意です!


さて、どんなお話かと言いますと…

〈STORY〉
厚い煙に覆われた“えんとつ町”。煙の向こうに“星”があるなんて誰も想像すらしなかった。一年前、この町でただ一人、紙芝居に託して“星”を語っていたブルーノが突然消えてしまい、人々は海の怪物に食べられてしまったと噂した。ブルーノの息子・ルビッチは、学校を辞めてえんとつ掃除屋として家計を助ける。しかしその後も父の教えを守り“星”を信じ続けていたルビッチは町のみんなに嘘つきと後ろ指をさされ、ひとりぼっちになってしまう。そしてハロウィンの夜、彼の前に奇跡が起きた。ゴミから生まれたゴミ人間・プペルが現れ、のけもの同士、二人は友達となる。そんなある日、巨大なゴミの怪物が海から浮かび上がる。それは父の紙芝居に出てきた、閉ざされたこの世界には存在しないはずの“船”だった。父の話に確信を得たルビッチは、プペルと「星を見つけに行こう」と決意する。しかしこの町の治安を守る異端審問官が二人の計画を阻止するために立ちはだかる。それでも父を信じて、互いを信じあって飛び出した二人が、大冒険の先に見た、えんとつ町に隠された驚きの秘密とは?(公式サイトより)

「夢を持てない」「行動に移せない」そんな世情に一石を投じる物語ですね。

俺はフリーの映像作家で会社員経験がない。大学出る頃、最初は反対意見もありましたし。俺は別に大したことないけど、

出る杭を打つ社会でこのお話は刺さりますよ。

バチボコに泣かされたわけですが、お話もさることながら映像もすごい!そのストーリーや〈えんとつ町〉という架空の舞台を「これでもか!」と言わんばかりに多彩な手法で描き出しています。日本のアニメ、海外のアニメ、写真、映画、ゲーム、絵画… もう人類が今まで積み上げてきた表現を全部乗せたんじゃなかろうかというレベル。

お気に入りの箇所は、僕らは〈めまい〉って呼んでるんですけど、ドリーとズーミングを併用したような印象的なカットと、星をスローシャッターで撮ったみたいな画で時間経過を表現したところです。

あとはエンディング曲がめっちゃ良曲です。
『Win Win Wiiin』では「奇跡が近づいている」という部分が大きく取り上げられましたが、僕「もう聞こえているんだろう?勇気の産声を」っていう一説でエンドロールだってのに、もうひと泣きしました。

これが映画初めでよかった!!

気になった方はぜひ見に行ってください。
タオルは持っていった方が良いです。気をつけないとマスクがびしょ濡れになります。

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