まりあ

主婦と自宅研究員。高校中退後、20歳でいきなり大学進学。その後も、突然インターン(という名のただ働き)から広告業界に飛び込み、突然会社を辞めたあと付き人になったりと忙しい。

父が罵倒された日のこと

私の実家は、10年近く前に焼肉店を経営していた。
駅から離れた個人経営の店なので、近くの会社の人や
家族連れのお客さんが多かった。

私も中学生くらいから店で手伝いをしていて、
「なんで私が休日に皿洗いしてるんだよ!」とキレながらも、
楽しそうなお客さんの笑顔で溢れかえる店が好きだった。

でも、いいお客さんもいれば、困ったお客さんもいる。
こちらが何度謝っても、店員を罵倒し、怒鳴り散らし

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日々雑感

noteはどうも完成された作品しか記録しづらい気がしていたけど、それも関係なく記録していきたいときに記録していこうと思う。

とあること(仕事ではなくプライベート)で凹むことがあり、根がポジティブな私に珍しく起床後も引きずっていたもんだから、その理由を洗濯しながら考えていた。

私はあのとき、知らないことを知っているかのように振る舞って取り繕ったから、私の無知が原因で招いたあのことが恥ずかしいとシ

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三十路のからだは意外とたいへん

30代に突入し、あれやこれやたくさん病気が見つかって、婦人病の見本市状態となっている。

この半年で発覚した病気は以下。

子宮筋腫
子宮内膜症
膀胱炎
橋本病

子宮筋腫は、27歳のときに手術で全切除したので、再発。
最初に発覚した半年で7mmほど大きくなっていた。
幼い頃から体が大きくて成長が早いと言われてたけど、腫瘍の成長は早くなくていいんだよ・・・。

一番厄介なのが橋本病。
調べてもいま

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サクラのつぼみ 第三話

「サクラ」について、モモはこんこんと説明を受けた。

簡単に言うと、出会い系サイトの女性会員に成りすまして、
有料の男性会員とメールのやりとりをして課金してもらう仕事だ。

面接をした男が携帯電話で見せたのは「出会い系サイト」で、
今すぐ出会える、要は今すぐヤれる人を探す男たちが集まってくる。
女性会員もいないことはないが、圧倒的に男が多い。
「すぐヤリたい」という欲求に正直なのは男ばかり

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サクラのつぼみ 第二話

ワシントンホテルの警備員に道を尋ねながら、目的地のビルに到着した。
15階以上はある高いビルで、さすが時給1300円も払える景気のいい会社だとモモは思った。

エレベーターに乗って9階で降り、左側のドアに「ブロッサム株式会社」と書かれた看板を見つけ、ベルを鳴らした。

「はい」
扉から出てきたのは、さきほどの電話と同じ声の男だった。
真ん中わけの茶髪に細い銀縁のメガネ。紺のスーツの下に薄いピンクの

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サクラのつぼみ 第一話

2003年春、マクドナルドでタウンワークを広げながら、モモは新しいアルバイト先を探していた。

「時給1000円」「髪色自由」と書かれた条件を見つけたら、ページの右端を折っていく。
折るページは増えても、ピンとくるアルバイトはひとつもなかった。

居酒屋はギャル男ばかり働いてそうだし、カラオケ屋は酔っぱらいのゲロ掃除をさせられるって聞いた。
キャバクラ?ないない。私みたいなブス絶対に無理だ

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