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(起業コラム#1)サラリーマンとは。産業別年収を考える。


【はじめに】

起業を考える上でも、その対極あるサラリーマンの世界を知っておくことは大切だと感じている。起業しても最低限の年収は維持したいところではある。起業した時のリスクはどのくらいかそれを把握するためにも、サラリーマンの年収は参考になる。そういった理由で今回サラリーマンがどのくらいの年収をもらっているのかまとめてみることにした。

実際の金額に関してはここには記載しないが、その金額は産業によって大きく違っていることが分かった。産業ごとに順位をつけてみていってみる。常識的なのことかもしれないし、新たに知ったという人もいるかもしれない。

【実はサラリーマンの年収は?】

産業によって年収は大きく変わっているのはご存じだろうか。私は、学生のときには能力さえあれば、年収は後からついてくる。そう思っていた。しかし、選ぶ産業によってその数字は変わってしまう。最近ようやくその事実にで気が付いたような感じである。

【1位.電気ガス水道業】

業種別にみると、最も年収が高いと言われているのがインフラ業界。この業界は私たちの生活になくてはならないものとなっている。電気・ガス・水道などが供給停止してしまえば、私たちの生活は成り立たなくなるためである。その業界の社会的な地位は高いと言える。インフラ系企業は、安定性も高く、他の業種と比較して給与も高くなる傾向は否定できない側面がある。

【2位.情報通信業】

2位は情報通信業。近年のIT技術の進展などにより、業界全体が拡大傾向であるのも特徴。そのため人材不足が顕著なため、他の業種と比べて高い給与が得られやすくなっている。スマートフォンの普及により情報通信業も私達の生活を支える大切な仕事の一つとして考えられる。先に上げたインフラ業界とともに高収入の産業とも言える。

【3位.学術研究、専門業】

3位は、学術研究・専門業。学術研究・専門業とは、主に学術的研究などを行う事業所、個人又は事業所に対して専門的な知識・技術を提供する事業である。他に分類されないサービスを提供する企業や人を指している。弁護士や税理士も学術研究・専門業に分類されるので、平均年収は高くなる傾向がある。専門的な知識を得る必要があるため、誰でもなれるわけではなく、年収が高いのも理解することができる。

【4位.教育・学習支援業】

4位は、教育・学習支援業。教育・学習支援業は、学校教育を除く組織的な教育活動を行う事業所を指している。学校教育を除くと、イメージが掴みにくいかもしれないが、具体的には、予備校や通信学習がこれらの部類に含まれる。ビジネススクールや通信学習も現在では盛んになっており、比較的高い年収の業界だといえる。

【5位.金融・保険業】

5位は金融・保険業。金融・保険業界では、証券会社や投資銀行などがあり、高収入の職種が多いのも特徴。特にこの業界はお金を直接的に扱っているという点で、他の業界よりも優位として現れている。お金に関する人々の期待は高く、それらを扱える人達が高収入を得ることは納得できることと言える。

【製造業:食品メーカーは】

さて、私が長く勤めている食品メーカーは何位ぐらいに位置付けられているか。参考にした資料では、「製造業」と一つの括りになっているが、順としては、10位に位置付けられていた。平均年収は1位の電気ガス水道業のおおよそ63%の値になっていた。半分にはなってはいないが、少し差があるように感じる。おそらく何を製造するかによってまた年収も変わってくるとは思える。食品メーカー自体に絞ると、どうしても商品の単価が安いものの多く、それに携わる人たちの年収がどうしても低く抑えられる傾向があると感じている。

【下位には】

さらに下位を見ていくと、宿泊・飲食業がある。1位の電気ガス水道業の50%以下の値になっている。産業自体がなかなか厳しい部分があるのが感じられる。働き方としては、どちらかというとハードなイメージが強い。ハードで忙しい。その苦労が年収の高さとしてあまり表れてこないことは悲しさを感じる。本来は苦労が報われる世界であって欲しいとは思える。ただ現実は、あまりその点には応えるものではないのかなと思ってしまう。

【まとめ】

サラリーマンの平均年収を産業別の順位として発表してみた。ここでは、1位から5位までとそれ以外の産業をあげてみた。平均年収が高い産業はおそらくこの産業というのはなんとなくイメージはあった。その理由として考えられることもある程度は理解できた。どの産業と関わって仕事をしているか、これはサラリーマンの年収の差としても表れてくる。さらには仮に起業したとしても、どの産業とお付き合いしていくかも大切になってくるのかもしれない。こんなことを今回は考えてみた。

<参考サイト>
https://career-theory.net/50-years-old-annual-income-134240

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