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クルトガ ksモデル 解説&評価

クルトガダイブ継続品発売まであと1週間切り。どうもtoshiです。
kurutoga DIVE発売前にしれっと現れたクルトガ新スタンダードモデル。
今回はそれを解説します。
なんやかんやあって今回のクルトガksモデル、
「クルトガじゃあない。」そう思いました。
それでは解説していきましょう。

1、外見について


下が旧スタンダードタイプ 上がksモデル

外見です。
旧スタンダードモデルはクルトガエンジンが見えていたりとかなりメカメカしい見た目をしていますが、今回のksモデルはシンプル感が溢れていますね。

2 特徴について

このペンの特徴は
・新しくなったクルトガエンジン ・エラストマーグリップ
の2つが目立っているのではないでしょうか。
今回も一つずつ解説していきます。

2.1 新しくなったクルトガエンジンは何が違う?

新しくなったクルトガエンジンって何が変わったん?
という訳で具体的に何が変わったか説明していきましょう。
そもそもクルトガエンジンとは、
「筆記時の筆圧によって芯を回転させ、均一に芯を尖らせる機構」です。
詳しい解説は下の記事の項目2.1で、どうぞ。

そして新しくなったクルトガエンジンは従来のクルトガエンジンよりもペン先の沈み込みを小さくしたというものです。もちろん一回転に必要な画数は変わらず40画です。
画像で説明するのが難しいので言葉でしか説明できませんが、半分ぐらい沈み込みが小さくなっていると考えてください。

2.2 エラストマーグリップとは

そもそもエラストマーとは何かと言われるとウェブで素材のことだったのでなんか説明したいことと違ってますね。
ただ、このグリップの特徴はその形にありまして、下に行くほどグリップが太くなっているということです。実際に測ってみると上と下で約0.4mmの差がありました。肉眼でも「ちょっと下の方が太いかな〜」と思えるくらいの差ですね。
ただ素材にちょっと問題点があって、このグリップの素材、uniボールワンと同じ素材を使っているんですね。使ったことがある感のいい人ならわかると思います。
これ、すっげえ汚れる。
今回買ったブルーとかネイビーとかならグリップは黒色で目立たないんですけど、他の白っぽい色のグリップだと、使って行くうちにどんどん黒ずんでいきます。シンプルなデザインが台無し。


実際に1ヶ月使って黒く汚れたuniボールワンのグリップ

3 基本情報

ここは全長や重量など基本的なスペックをまとめます。
誤差など誤った情報などもあるかもしれないので参考程度に見てください。

全長:145.2mm
重量:11.3g
グリップ部分の太さ:10.8~11.2mm
重心位置:約73.6mm
芯硬度表示窓:無し
価格:550円(+税)

こんな感じです。

4、 様々な視点から評価

評価は★〜★★★★★で評価します。

書き心地:★★★+
使ってみて、かなり沈み込む感覚が無くなっているなと思います。
クルトガ特有の賛否分かれそうな書き心地の主張感が少なくなって、今までこの書き心地が苦手な人でもある程度は使えそうな感じにはなりました。

グリップ:★★★★
今まで旧スタンダードの中途半端な面積のラバーグリップが嫌いだった自分ですけど、今回のksモデルは結構握りやすいなと感じます。ただ、グリップが汚れやすいのはどうにかしてくれ。

視界:★★★★
製図用シャーペンにありがちな4mmガイドパイプよりかは劣りますがこのペン先のパイプもかなり長さがあります。余計な機能が無いのでかなりみやすい方かも。

機動性:★★★★★
沈み込みの少ないクルトガエンジンと軽量なモデルで低重心ではなくとも早く動かせるのではないかと。

耐久性:★★★★
耐久性についてはまだあまりよく分かってない。全体がプラスチックなのとガイドパイプが少し長いのとで強い衝撃でぶっ壊れるかも。

クリップ:★★★★
金属製ではないが、見た目もしっかりしてて、クルトガエンジンのことも含めると、当たって気になることはないだろう。ちなみに旧スタンダードとは紙を留める形状が違い線で留めれるので、紙は痛みにくいかも。

デザイン:★★★★
グリップが汚れやすいのはマイナスだが、中高生男女共に好みそうなシンプルなデザインはとても良いと思う。筆箱のデザインにしっかりと馴染んでくれる感じ。

コスパ:★★★★
やはり旧スタンダードモデルよりも100円値上げしたのは元の値段からみるとかなり大きいが、それでも税込み605円なので他の優秀な製図用シャーペンよりも手に取りやすい価格帯だろう。

総合:★★★★
「新しくなったスタンダードモデル」ということで旧スタンダードモデルよりかはかなりスペックが上がっていると考えている。ちょっとした気になる点はあったが、全体的に見て不満はあまり無いシャーペンです。ペン先のブレが少なくなったのはかなりいい。

5、まとめ

今回紹介したシャーペン「uni クルトガ ksモデル」は安くてもクルトガの欠点を克服しつつある上位互換なシャーペンだと思いました。ただ、それでも小さな改善点は存在するので、今後何らかの形で修正してくれるといいなぁ。新クルトガエンジンを使ったハイグレードモデルみたいな物も仮に発売したら買ってみたいと思う。

おまけ

なぜかパッケージの指示に従わないで開けてしまった人。


「ここからあけて下さい」

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