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秩父小鹿野「両神小森の節分草」【四季折々の花、草木】〈名所編 その25〉

人は年齢を重ねるにつれて自然の奥深さに気づき、「花鳥風月」の順に興味を持つようになるのだとか。

いつからか、仕事の取材先や趣味の登山の目的地へ向かう途中に「○○の○○」と呼ばれる花や草木にまつわる名所を見つけると、立ち寄るようになった。

これまでSNSに投稿した全国各地の名所(画像)を、その時季に合わせて紹介していく。

四季折々の花、草木〈名所編〉

その25「両神小森の節分草(堂上節分草園)」

取材で埼玉県秩父郡小鹿野町へ。

往路のバスの広告で、両神小森地区に「節分草(セツブンソウ)自生地」があることを知り、帰路に立ち寄ってみました。

ひとつひとつの花は小さく可憐なものではありますが、その群生はとても見応えがありました。

令和4年(2022)3月13日のFacebookより

【撮影日】
令和4年(2022)3月13日

【所在地】
埼玉県秩父郡小鹿野町両神小森

【メモ/雑学】
・「節分草(セツブンソウ)」はキンポウゲ科の多年草で、茎の高さは8~15センチ、白色の5弁の萼(がく)が花状に開く。
・「節分草」の名前の由来は、節分の頃に花を咲かせることから。ただし、その花が節分の頃に咲き始めるのは暖かい地方で、寒い地方では3月上旬頃に咲き始める。
・秩父小鹿野「両神小森の節分草」の大群落は、全国的にも珍しい規模を誇り、開花時期は2月下旬から3月中旬。
・「節分草」は関東地方以西に分布し、山地のブナ林など落葉広葉樹林の林床に生え、石灰岩地を好む傾向がある。

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