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音楽家は音響環境にこだわるのだろうか?

note、しばらく間が空きました。空いた間に色々ネタが増えましたが、まずはこんなお話。

先日の土曜日、新しいスピーカーとヘッドフォンが届きました。とてもいいものを、知り合いの音響に詳しい方に安く譲ってもらったのです。スピーカーはPreSonusのEris E66。ヘッドフォンはSONOROUS IIIです。

今まで私が使っていたのは、Time DomeinのLightというモデルのスピーカー。小さいけど、パソコンに繋ぐと良く聴こえます。ヘッドフォンは全く使わず、出先ではiPhoneのイヤホンを使ってました。総じていえば、一般的なレベルというか、音環境に全くこだわらない人でした。

しかし悩みがありました。低音が全然聴こえないのです。そして何を隠そう、私の楽器であるバウロンは中・低音域が魅力。つまり自分の家の音響では、自分の録音物は全く楽しめない。まあ、そもそも自分の演奏はあまり聴かないのですが。



ある日、同居人のいいスピーカーで再生した音を聴いて、これじゃダメだな、と思い、一念発起して環境を変えてみたのです。

結果は劇的でした。

全然違う。。。当たり前だけど。

ヘッドフォンとかヤバいです。

発酵してるのか、と思うほど膨らんでるよ、音。


いや、それにしても聴いてて疲れない。

今まであまり音楽を聴いてこなかったのは、音環境が悪かったからかなあ、と反省しました。ということで、今色々コレクションしていた音源を遡って聴き返しています。

しかしこれを読んで、今更何言ってんの、と思う人もいるはず。ミュージシャンでしょ?と。

そう、私は何を隠そうミュージシャンの端くれ。音楽で生計を立てています。

でも実は音楽は普段あまり積極的に聴かないし、聴く方に関してはそこまで拘りもない方でした。本当に端くれなのです。むしろ食の方が執着してるかなと思います。

こういうと自分の恥をさらけ出す感じでちょっと抵抗がありますが、でも実は案外ミュージシャンでも音環境にこだわってない人、多いかな、とも思ったり。

自分の場合、演奏する時と、録音物を聞く時って、モードが切り替わるんですよね。レストランで普段料理してるシェフが、家では超適当に作って食べる、みたいなのに近いのかな。

でも、やっぱり全ては地続きだし、これから少し気持ちを入れ替えて、音環境を良くして行きます。

まだ改善できるところはいっぱいあるというのは、果てしないけど、楽しみなことですよね。

#SONOROUS III, #PreSonus , #Eris E66, 

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