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納豆の食べ方

納豆ブームが続いている。

ツアーから帰って来た日、偶然テレビ番組で箸の特集をやっていて、納豆箸なるものが紹介されていた。普段なら気に留めないが、つい気になって買ってみた。びっくりした。普通の箸と全然違う。よく混ざり、粘りが出て、ふんわりする。納豆専用の箸なんて、と思っていたが、よく考えたら毎日食べるような人もいるわけで、使う頻度は結構高いかもしれない。

そんなタイミングで、ここ数日水戸出身の友達・充が家に泊まっていった。もちろん納豆は好きらしく、オススメの食べ方を二つ教えてくれた。一つは卵黄とごま油と醤油を混ぜて食べる方法。もう一つは醤油に柑橘の汁を絞り、黒砂糖を加えて食べる方法だ。そんな食べ方、生まれてこの方したことなかったから、これまたびっくりした。早速どちらも試してみる。柑橘の方は普段はすでにブレンドされているものを使っているそうだが、たまたま柚子があったので、一から混ぜて作ってもらった。充の顔は真剣そのもので、まるでウヰスキーのブレンダーのようだった。何度も試飲を繰り返し、砂糖の量を調整していた。卵黄の方は、白身を捨てるのが勿体無いので、味噌汁に入れた。よし、いいぞ。

さて、いざ実食。

なるほど....これは美味い!!!

どちらが好きかと聞かれて、その時は即答できなかったが、柑橘の方が好きだ。特に黒砂糖は大事な気がする。充は「納豆に入れると薄まる感じがする。柚子はもう少し多くてもよかったかも」とぼやいていた。うん、彼も僕の食友認定だ。そう、こうして食に真剣に向き合う姿勢が大事なのだ。

卵黄の方は濃厚だが、なんとなく納豆本来の味がわかりにくくなるような気もする。ごま油の主張も若干強い。違う油で試してみるのもいいかもしれないな。納豆に目覚めさせてくれた、納豆好きのえり子さんが「基本何も混ぜない」と言っていたし、その方針は頭の片隅に置いてはある。

しかし、納豆一つとっても奥が深い。ずっと何も考えず、ただタレと辛子を入れて、あんまりかき混ぜずに食べ続けて来たことに、後悔すら覚えそうな勢いだ。ちょっとした気づき、興味、周りの影響で、こんなに新しい世界が待っているなんて。

あなたも是非試してほしい。納豆食って納得してみて。

#納豆
#食レポ

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