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ちょっとだけお金の話。

占いにしょっちゅう行く人っているでしょう?
「え!また行ったん?」とか、「え、また来るん!」という場面が時々あります。そういう人には、タロットは未来を占うものじゃないよ、と言っても通じません。聞きたくないって顔されます(笑)。
去年はいちいち説明したけど、わかってもらえない現実を受け止めることにしました。このまま行ったらわたしがイライラする。イラチの性格はタロットで出したくない。どんな人に対しても先入観を捨てて優しい気持ちでやりたい。そういう自分になりたいという理想があったので、これは他者を変えるよりも自分を変えようと、ある時から方針を変えた気がします。無意識だったけど、明らかに私のアプローチが変わって来てるし、そこに迷いがなくなってる。スピリチュアルにハマってお金をどんどん使うような人たちは、わたしがリーディングしなくていい。ただそれだけのことでした。

タロットでお金を得てはいけない。こういう考えに至ったホドロフスキーを優しいし、かっこいいなと思ってたけど、実際自分がお金をもらうようになってからは余計に思います。そうはなっていない今の自分の経済状況に焦りも少しあるんだろうなと思います。占いにハマりそうな人を実際ズブズブにハマらせるためにはどうしたらいいのか、タロットをやってるとすごいわかるし、実際に怖い誘惑がやっぱりある。金の亡者、悪魔のささやき(笑)。
わたしのインスタを見てくる人たちの中でさえ、主観のない占い師なんて存在しないことに気づかないのか、気づきたくないのかわからないけど、自分の人生における選択を自分ひとりでは決めることができず、っていうか永遠にできずにいて、毎回同じ悩みを抱えて、同じ話をしにくる人がいます。
そういう人からお金をもらうことで、逆に私が受けている目に見えない影響を考えると怖い世界ですよね。リーディング中に浮かんだカードの意味を、また来てもらうための戦略にからませたら終わりなんだと言い聞かせる日々。
潜在意識が本当に求めていることと、お金や名誉に対する欲望を勘違いしないことはすごく大事。自分らしく生きるために、心をなるべく軽くしておくために。自分の本音をなるべく丁寧に見ること。そこに勇気がいるなら振り絞ること。
お金は必要か必要じゃないか?ぶっちゃけてする話ではなくて、あたりまえに必要です。それで自分の本当の課題が解決するような魔法の杖じゃなくて、水道とか電気とかに似てる。普通にあってほしいもの。使いたいときに使いたいもの。なにかすごい我慢をすることなく、家にあってほしいもの。ないときは節約してなんとかするでしょう。そんなもののために、タロットを労働にしてしまったら、なんだかよくわからん人生やったな。不完全燃焼やったな。と思いながら死んでいく未来が簡単に想像できる。

だから、わたしの目標のひとつをここに書いておきます。今はまだできていないこと。でもいつかそう遠くない未来に実現したいこと。リーディングでお金を取らないようになっていたい。
自分を知る探求作業が楽しいと思うわたしのような人たちが、自分でリーディングできるようなワークショップか、それとももっとなにか違う形でお金をいただく人生に移行していきたい。ワークショップでもらうのもなんか違う気がするけどな!とにかくそのために今のわたしができること。このnoteもそのための試行錯誤の場所、実験だと思って、ゴールをあんまり決めないで、直感的に書いていきます。とはいえ、何をするにも、たったひとつの記事を書くだけでさえ、誰かの期待はずれになるのは怖いことなんだとしみじみ思います。だからこそ経験だけが勇気をくれるんやなって感じ。まあまあコツコツやっていこう!

(ちなみに今回の考察は、わたしにとってですが14番の節制って感じです。)