FIフットサルライセンス講座に参加してみて

こんにちは!

前回のスプライザチームのnoteでは、多くの方に拝読頂き…感謝&拙い文章を反省しております…

本日はFIの独自フットサルライセンス講座の前期を、ウェブにて受講しましたので、
そちらに関する話を纏めていきます。前回同様ペーペーの意見ですので、参考になるかどうかは疑問が残りますが、受講を検討されている方や、指導初心者の方への多少なりとも参考になればと思います。

まず、初めてウェブでの講座を受講したのですが、これは便利だなと感じました。
後日映像配信のある講座であれば問題はないのかと思いますが、そうではない講座の場合、繰り返し見直したりという事ができない為、メモを取る事がメインになり、肝心な内容への理解度等が低くなってしまったり、講習の内容を全て覚えられないので、重要な部分が抜け落ちてしまったり…といった事があるかと思うのですが、ウェブ講座であれば繰り返し見る事で確認ができたり、都度止めてメモを取ったりと、自分のペースで学べる事はすごく画期的だなと感じました。(今の時代はこういったシステムは当たり前なんですかね?)

今後はフットボール関係の事で、こうした講座が増えて、地方の方等(私の様に海外にいる人間も含めて)にも脳内を整理したりアップデート出来る機会が増えていくと良いなと思います。そうした事が、草の根レベルのフットボールのレベル向上に一役買ってくれるのかなと。自分自身も、ドイツでの経験や得た知識はどんどん色々な形で発信していきたいと考えています。

では、前置きが長くなりましたが、FIフットサルの講座の中身の話へ…
こちらの講座の成り立ちや目的に関しては、こちらのnoteに詳しく記されていますので、気になる方は是非読んでみてください! こちら

講師の窪堀さんはFリーグのシュライカー大阪トップチームのコーチをされています。
トップリーグの現役コーチの講座というだけでも、非常に貴重な機会ですよね。

講座に関しては、実際に使用された資料のデータを頂けて、受講生向けの講義動画約90分を3回分ネット上で視聴する形になっています。(第1回が全体像、2回目が定位置守備、3回目が定位置攻撃がテーマになっています)

自分自身、競技フットサルの経験はなく、ワンデイの大会に何度か出たり、代表の試合を何度かタイで観た程度で、他には子ども達のフットサルの大会様にフウガの須賀監督の本を読んだ事がある程度で、素人レベルです。(ちなみにバンコクで行われた大会では得点王になり、元日本代表監督でもあるミゲルから景品を貰いました。笑 そして、自分が若干スペイン語が話せるので、ライン友達でもあります。笑)

まず、1回目の全体像がテーマの講義では、テーマの通りフットサルの全体像について学びました。フットサル未経験者の方にもわかりやすい様に、ルール等の説明資料もありました。
そして、この講座を受けられている方(検討中の方)の中には自分同様、メインの活動としてサッカーのコーチをされている方も多いかと思います。そうした方が気になるのが、サッカーとの共通点や相違点、どうフットサルをサッカーに生かしていくのかという部分だと思うのですが、そうした部分に対してもアプローチして下さっているので、非常に親切だなと。
育成年代でフットサルを取り入れるのは、プレー回数やそれに伴う判断の回数も含めて、経験値を得るという観点で見ても理に適っているなと思います。その中で、人数が少ない事による個々の責任がはっきりする部分や、コートが狭いが故に生まれる工夫というのは、サッカー以上に生まれやすい環境にあるなと改めて感じました。自分自身がプレーする時も感じるのですが、フットサルでは単純なスプリントスピードが生かしにくく、フィジカル一辺倒では上手くいかないというところ。勿論、そこで優位に立てない事は無いのですが、サッカーと比較した時には、やはり難しさを感じます。狭いスペースであれば育成年代の試合でも、フィジカルの差を工夫や組織で埋められるというのも感じているので、単純なフィジカルだけでプレーして伸びしろを削ってしまう選手が減る事にも一役買ってくれる気がします。
1回目の講座は、フットサルの基礎的な部分が網羅された内容になっており、サッカーからフットサルを知ろうと思った方にとっては、非常に役に立つ内容が的確にまとめられている内容になっています!

2回目・3回目はそれぞれ定位置での攻守についての講座になっています。(定位置攻撃=レナートバルディのモダンサッカーの教科書で言う所の、ポジショナルな攻撃に近いのかなと思います)
1回目にも攻守のそれぞれの局面や戦術的構造についても書かれており、定義や目的についても纏められているのですが、それをさらに踏み込んでいくのが2回目・3回目の講義です。
個人的にフットサルの好きなところであり、素晴らしいと感じている部分が、個人戦術やグループ戦術がしっかりと言語化されていて、キーワード一つで同じ絵を共有できる部分なのですが、FIフットサルではそれぞれの戦術的アクションの動画も豊富に用意されていて、日々の練習にすぐに取り入れられるので、非常にありがたいです。選手に見せる際も、実際のトッププロがやっているシーンを見せると相当説得力があがります。それにしても、さまざまな戦術的アクションがあり、面白いです。フットサルの知識を入れてサッカーを見ると見え方が違う!なんて話は聞いたことありましたが、実際に知識を入れてから見ると、局面でのアクションがフットサルで言語化されているものがたくさんありビックリしました。自分がプレーしていた頃にやっていたあのプレーもフットサルでいうこのアクションだったんだなと分かったりしますし、突き詰めていくと、それがなぜ効果的なのかの裏付けにもなったりします。

守備に関しては、やはり人数が少ないので、突破されたりカバーのポジションが悪いとサッカー以上に失点に直結する、或いはシュートまで持ち込まれる可能性が高くなるのかなと。そんな中で、守備の個人戦術から、2人組での守備、3人での守備のトライアングルや4人でのシステム守備まで一通り網羅されており、それぞれの原理原則がキチンと講義内で纏められていました。その中でサッカーに生かせる部分や共通している部分が多々あった事は、今後の指導に生かせる材料がたくさんあったなと思います。

攻撃の講座に関しては、守備以上に自分は勉強になりました。フットサルはルール上の縛りもある中で、サッカーとの大きな違いとして、数的同位の状況でビルドアップを行なっているシーンがほとんど…!サッカーより狭いコートで、GKというサッカーでは安全地帯的な役割を果たすポジションへのバックパスも、ルール上サッカーの様には使えない中で、簡単にボールを失う事なく前進していく。これが出来ると、サッカーのビルドアップも更に進んでいくのでないか?と。月並みな意見ですが…
アタッキングサードでも勿論生かせる事だらけ…!概念としては理解している事や、感覚的にやっているアクションをしっかりと理解し、共有できれば、プレーの再現性が高まり、プレースピードも上がりますし、偶然のプレーという物が減り、フットボールの醍醐味である駆け引きをもっと楽しめるなと。

講義の詳しい内容に関しては、是非皆さんの目で確かめて頂ければと思います。
個人的には前半3回を終えた感想は大満足です!
特に、サッカーをメインのフィールドとして活動されていて、フットサルとの繋がりどうなんだ?と思われている方には本当に受講して頂きたいなと!
育成年代のサッカー指導を始めたばかりの方にも非常にオススメです!試合全体を捉えることも大事ですし、大局観というのは指導者にとって必須スキルではあると思います。しかし、個人のアクションやグループでのプレーの向上、その仕組みの理解なくして全体の底上げというのは難しいと思います。個人戦術やグループ戦術の学びの場としても、このFIフットサルの講座はかなり勉強になります!
決して、FIフットサルの回し者ではありませんのでご安心下さい…笑

という事で、ダラダラと締まりのない文章を垂れ流してしまいましたが、今回は以上です。
お付き合いありがとうございました!!

サポートして頂いた費用は、現地での練習・試合視察の費用に活用させていただきます!よろしくお願いします!