枝Dをチームに導入したその後

バンコクでの枝D講習会を終え、2月からの各カテゴリーのトレーニングを守備とそこからのカウンターをテーマとし、実際に講習会とその後の懇親会で学んだことをチームに落とし込んでいく作業を行っていきました。
そこで意識した事は主に以下の事柄です。
・しっかりと基本から積み重ねをする
・繰り返し継続する中で出てくる課題をクリアしていく
・エラーの原因をハッキリさせる

そうした事を意識し、基本の球際5つの型を始めとし、
ナンバリング、圧縮、役割が変わった際の再ナンバリング、相手の変更に対応する選手の配置変更を守備では徹底してトレーニングを行い、
ボール奪取からの攻撃では、
配置を取る(特に両ポスト)
を徹底して意識しました。
https://twitter.com/toshifussball/status/1095931129134120960 (実際に実践出来たシーン)
7人制での実践が主な機会となったのですが、
その効果は絶大でした。
アップから枝Dバトルを取り入れて(その前段階で5つの型の復習も)、
競争しながら自然とハードでクリーンな球際を習得し、
ナンバリングでの守備を取り入れる事でコミュニケーションが円滑になり、それぞれのやるべき事や責任がハッキリしました。
その上で、自分達の知っている状況(誘導している方向)に相手を操作する事が出来る様になり、自信を持ってボール奪取を行う事が出来る様になってきました。
そこまでで終わらないのがこの理論の目玉とも言えるかもしれません。
枝カウンターと勝手に称していましたが、このカウンターの切れ味が鋭いといったら…!
11人制はタイでは試合の機会が無く中々この理論を実践することが出来ませんでしたが、
フットサル同様オフサイドの無い7人制での効力は絶大でした。
8人制の大会でもプレーしましたが、そちらでも十分に効果が現れていました。(小学6年制を主体としたチームが中学生のチームを倒し、U10は大会とリーグ戦で3位という好成績を挙げられるまでに変化しました)
ボールを奪ってから素早く相手の急所を狙う配置は、切り替えのスピードを著しく向上させ、ポジションに関係なくゴールの意識を高めることに繋がりました。
https://twitter.com/toshifussball/status/1097530057751388162 (実際のU10の試合映像)

実際に取り組んだトレーニングとしては、
攻撃側が数的優位となるライン突破やゾーン通過のトレーニングが主なトレーニングでした。
攻撃側、守備側の人数をアレンジすることで、意識することや考えるべき物事の量を調節しつつ、攻撃側は相手の狙いにハマらない為のアイデアが引き出されることにもなり、攻撃のレベルアップにも繋がりました。
守備側はまずは選手に常に自分のナンバーを意識させる事と、番号毎の役割をしっかりと伝える事、エラーに対して自分達のコミュニケーションでの解決をまず行ってもらう事で主体的にプレーするという意識を持たせました。
その中でケーススタディとして、ベースとなる対応策や動きを伝え、状況に応じて選手たち自身がスムーズに各状況に応じた役割を素早く実行できる様に繰り返しトレーニングしていきました。
攻撃側、守備側両方にゴールをつけたトレーニングを行う様にし、試合に近い流れの中で、この理論を生かし向上させていく手法を採りました。
https://twitter.com/toshifussball/status/1097534971063848960/photo/1(実際に行ったトレーニング)

実際に、下は小学3年生から、上は中学生まで枝Dを取り入れたトレーニングを行いましたが、どのカテゴリーでも十分に実行できるものであり、シンプルながらしっかりと積み重ねれば試合でも効果のある武器になりました。
試合中に5つの型でボールを奪う機会もこの2月、3月の中でたくさん見ましたし、枝カウンターからのゴールも2桁はあったかと記憶しています。
試合を観にこられた保護者の皆さんも実際に枝Dでボールを奪う姿を見て、
「うぉー!枝D出た!」歓声が上がるほどになり、
チームではこの強力な守備はかなりインパクトのあるものとなっていました。

淳二さんとも度々お話をさせて頂き、やはり重要なのは指導者側がしっかりと咀嚼して理解した上で選手達に根気強く伝えていく事、結果を求めて大事な部分が抜け落ちない様に丁寧に行っていくことは本当に大切な事だと感じています。

短い期間でもしっかりと成果の出た枝D。
より時間をかけて丁寧に行っていけば、どこまで伸び代があるのか。
自分自身、11人制にどう落とし込んでいくのか、そこから出るエラーにどう対処していくのか等、まだまだ駆け出しの枝D使いなので、サッカー大国ドイツでも、引き続き新たな守備の可能性を模索し続けたいと思っています。
本当に育成年代から大人まで、オススメしたい理論です!
興味のある方や、守備にコンプレックスや苦手意識がある方、チームの守備組織をしっかりと構築したい方、カウンターの切れ味を磨きたい方等、個人でも・チームとしても活かせる部分があるので、迷われている方はまず一度受講されることを強くお勧めします!
守備の概念が覆るはず!
ドイツのオフシーズンの時期では、もしかすると金魚のフンとして、私が付いてくるかも…!?

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TOSHI

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