ナポリ対インテル

ナポリ対インテル 雑感

こんにちは!
そして、明けましておめでとうございます!
しばらく更新が空いてしまいましたが、久しぶりに。
今回は新年最初に見た、ナポリ対インテルの試合について。
インテルの試合は今季初観戦でしたが、非常に良いなと思い。
コンテの手腕がしっかりと発揮されていたように感じました。
インテルが首位争いをしているのも納得です。

基本配置

ナポリ対インテル

ざっくりとこんな感じの基本配置だったかなと。(ナポリは守備は4−4−2)
ちなみに今回の画像は全て@Jun Kanomataさん作の戦術ボードで作っています!
以前紹介したドイツのものから、自分は鞍替えしました!笑
サイトのリンクも貼っておくので皆さん是非チェックして見てください!

ビルドアップ

インテル ビルド①

インテルのビルドアップは主に2パターン(相手のプレスに応じてオートマティックに変形)
上図の3−1型と、下図の2−4型。CB中央の選手の立ち位置が主な変更点です。試合の立ち上がりはナポリのプレス強度も高く、ビルドアップに手を焼いていましたが、時間の経過と共にリズムを掴んでいました。

インテル ビルド②

GKに3CBとアンカーの位置に入る選手とWBでボールを動かして前進する形で、WBを経由する事が多かったです。そこでは仕込まれているシンプルながらダイレクトに前進していく仕組みがありました。
また、CF2枚が強力なので、苦しい時にはシンプルにそこに対しての裏へのボールや、ルカクに当てるプレーを用いていました。(ぼんやり見てたので詳細じゃなくすいません。笑)
個人的には右サイドのビルドアップは若干怪しい匂いがしました。
左は効果的な前進が多かったので、余計にそう感じたのかもしれません。
初観戦なので話半分に聞いてください。笑

相手陣でのポジショナルな攻撃

インテル ポジショナル

基本の配置は大体こんな感じでした。4−4−2のブロックに対しての攻撃なので、必然的にサイドからの攻撃が多かった印象です。
FWに良い形でボールを届ける事を強く意識していました。
マルティネスはスピードがありテクニカルで、ルカクはフィジカルを生かしたキープや突破がセリエだと圧倒的な存在感でした。個人的にはこの2トップはかなり相性も良く、効果的な組み合わせだと感じました。(この試合はベンチにゴディンとアレクシスが居たのでビックリしました。2人は普段試合に絡んでるんですかね?ゴディンは絡んでるか…(もしやベンチウォーマー?))

インテル パターン①

サイドでのコンビネーションが個人的に良いなと感じたので紹介しておきます。(左サイド)

インテルパターン②

極々シンプルな3人の関係で前を向くパターン。
縦に入れた時の並行でのサポートは徹底されていて、かなりスムーズでした。(判断するというより、わかっているから無駄が無い)

インテルパターン③

インテルパターン④

何度か見かけたのがこの形。(もう少し低い位置でも)
WBが引いて受けた際にこの形が見られる事が。左CBからのパスコースを作るためにWBが引いて、CHがボールを受けたWBに対して縦に入り、当てた落としを受けてオープンに。この2つのパターンはシンプルながらも実行のスピードが速いので効果的だなと感じました。(練習から仕込んでいるんだろうなと感じます)
もちろんここにFWも絡んでくるので、より強烈な攻撃に
WBからのクロスや、中央ではFWの裏への抜け出しもあり、複雑さは感じませんでしたが、シンプルに相手ゴールに迫っていました!

プレッシング

インテルプレッシング

続いては守備の局面についてざっくりと。(ほんと1試合流しで見ただけなんで適当ですいません。笑)
守備はかなり仕込まれていて、WB過労死しないかなぁと思うくらいしっかりとハードワークしていて凄かったです。FWもやることはしっかりやっていて好印象。
相手のビルドアップに対してはマンツー気味でガッツリ高い位置からのプレッシング。SBにはWBが出ていく事も徹底されていて、とにかく役割がはっきりしていた印象です。
FWが限定しながらプレスし、中央をMFが封鎖し、WBは縦のスライドを用いてカバーシャドウしながらのプレス。

インテルプレッシング②

ゴールキックからスタートの場合、オフサイドがないので、DFとMFライン感が前プレを掛けると間延びするのは仕方ない部分なのですが、そこを突かれると3CBが数的同位や不利でカウンター状態で受けに回るシーンがあったので、前線のプレス網を掻い潜られると結構なスペースがあるので、ナポリはMFも結構引いて、ラインを広げて攻略を狙うシーンもあったので、よりビルドアップが強烈なチームとの対戦でどんな事が起きるのかは気になりました!

自陣での守備

インテル自陣①

最後に自陣での引いての守備の局面を。
5−3−2ですね。(ドイツでもよく見かけます。最寄りのチームであるフランクフルトも5−3−2ですね)
サイドはボールが入るまで捨てて、しっかりと全体で中央にブロックを敷いての対応。(インシーニェとジリエンスキのこの力には手を焼いていた印象だが、2人が上手い…)
WBは相手WGもSBも相手にしていて、ほんとハードワークしてるなと。
基本3MFは中央を空けないので、WBの戦術的、体力的負荷は半端ないなと。

インテル自陣②

サイドにボールがあれば当たり前ですが全体スライド。
これも徹底されてるので、簡単には攻略出来ないんですよね。
こうなってくると、個人技のある選手の価値が馬鹿みたいに高いのも納得です。(この組織を時に単独でぶち壊してくれるのは本当にデカイ)

インテル自陣③

個人的にはナポリは斜めのアクションや裏への走りがそんなに多くなかったので、攻撃が詰まって個人技頼みになっていた感がありました。もっとサイドを変えたり、中央でコンビネーションでの打開を試みても良かったのかなと。

インテル攻略

サイドからの攻撃でインテルを攻略できそうだなと感じたのはこんな感じのシーン。しっかりと揃ったラインに対して、こうしたクロスを上げて背後を狙われると、守備側は対応が難しいなと。試合中も前半に一回こんなのがあったはず。

終わりに

何を思い立ったのか、突然1試合だけ見てこんな感想文を書いてみましたが、シメオネのアトレティコばかり今季はみていたもので、とにかく新鮮でした。
コンテのインテル、また見たいです。
インテルは、バティやクレスポが居た時が大好きでした。懐かしきセリエAがまだ最強リーグだった頃。
今はほとんど見ないので、全然わからなくなりました。
イブラヒモビッチがミランに復帰したので、若干の興味が湧いてます!

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