見出し画像

Wanted Dead Or Alive

こんばんは。今日もお疲れ様でした。

今夜の「本当に感動したもの」はボン・ジョヴィの「Wanted Dead Or Alive」です。

ボン・ジョヴィの大ヒットモンスターアルバム「Slippery When Wet」の5曲目に収録されています。

「洋楽ロック」に目覚めた僕は、現在も続いている「ベストヒットUSA」に必然的に出会いました。

1980年代後半はマイケル・ジャクソン、マドンナ、ホイットニーヒューストンなど誰もが知っているポップスターがヒット曲を連発していた時代でした。

それまで音楽を聴くメディアはラジオやレコード、カセットテープだったのですが、この時代は「MTV全盛期」と呼ばれるように、音楽はTVを観ながら聴くものへと変わったのです。

今でこそ、CGやVFXを駆使した音楽のPV(プロモーションヴィデオ)はたくさんありますが、この時代はお金と手間のかかり方が違ったと思います。

ジャーニーの黄金期のフロントマンだったスティーブ・ペリーがソロとして大ヒットさせた「Oh Sherry」を観た時、僕は自分の大好きな「映画そのものだ」と思いました。

「ベストヒットUSA」をVHSのビデオテープに録画して、兄と何度も繰り返し観ていました。

ある年に「ベストヒットUSA」で年間チャートトップ50のような企画していて録画することができました。

1位がホイットニーヒューストンの「I Wanna Dance With Somebody」
2位がボン・ジョヴィの「Livin' On A Prayer」
3位がスターシップの「Nothing Gonna Stop Us Now」

だったのを鮮明に覚えています。

僕が「本当に感動したもの」は、今日の仕事帰りに聴いたボン・ジョヴィの「Wanted Dead Or Alive」です。

あまりにできすぎている話のように聞こえますが、本当です。

最初は「Livin' On A Prayer」について書こうと思っていたのですが、久しぶりにアルバムを最初から最後まで通しでヘッドフォンで聴いた時、「この曲だけレベルが違う」と確信しました。

演奏しているメンバー全員の熱量がそこに閉じ込められていました。

13歳だった時、僕はポップでメジャーな曲が大好きで、「Wanted Dead Or Alive」がアメリカで大ヒットしていて不思議に思っていました。

ジョディーフォスターが1993年頃に「CUT」という雑誌で、「ヒットするということについて「商業的だ」という批判をする人がいるけど。私はヒットするということは、それだけ人を感動させることができたと思うの。」

という言葉を残していましたが、その言葉をしみじみ感じました。

1995年に再発された「Slippery When Wet」の解説文で音楽評論家の伊藤政則(いとう せいそく)さんが「当初、彼らはウォンテッド・デッド・オア・アライブ」とタイトルを付けたがっていたが、これもレコード会社の拒否にあっている」と書いているのを読みました。

50歳になった今も、「本当に感動したもの」に出会えることができて幸せだと思います。

まだ、聴いていない方がいらっしゃたらぜひ聴いていただきたく思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?