見出し画像

カナダ バンクーバー島釣り遠征⑤ 最終日 3日目の釣り

三日目はとうとう一日中通しで釣りが出来る最終日。とは言え前日もいっぱい釣れているので、自宅に持ち帰る魚の確保が出来ている分、気持ちは物凄い楽ちんな感じで、朝を迎えてゆっくりと朝食をいただいて6時過ぎに出発。とは言え二日目に続いてまたしても物凄い霧で先は全く見えない状態。昨日と同じ条件の中、昨日釣れたポイントまでひたすらGPSを頼りに船を進める。怖いのは他の船との衝突や流木、岩への激突。気をつけながら運転。30分ほどでポイントに到着すると霧がそこだけないではないか!!これは素晴らしい!!早速、仕掛けを投入して2分ほどで12パウンドのキングをゲット、その後もコンスタントにキング12、14を釣りあげてさらにコーホーも3匹。そして、この日は大自然からのギフトっていうか、僕らの船の周りに鯨の群れがウヨウヨ。いきなり横でジャンプしたり、僕の船より大きな口でイワシなどの小魚の群れを海中からガッポーン!!と一飲み。こんなのに体当たりされたら船なんかひとたまりもない。。。ちょっとヒヤヒヤしながら、釣りをする。一度、30mほど先に急に現れて向こうも僕の船を見たからか、急に僕の船の下に潜り込んだので、相棒のMK君に「急いで仕掛けを上げろー!!引っ掛けられるぞ!!」と叫びましたが、あんなのに釣り針引っ掛けたら竿ごと持っていかれること間違いなし。ちょっと多すぎるので群れから静かに静かに遠のきました。僕は30年以上、釣りをしていますがあんなに近くで鯨を見たのは今回が初めてでした。なんとも神秘的と言いたいところですが、とにかくでかいし潮吹きくさいし、あんまり海の神秘とかは感じませんでしたね。仕掛けを引っ掛けないようにする方が必死でした。もう一つ困ったのはピンクサーモンがすごく多くて、シアトルでは人気のターゲットですが、バンクーバー島ではただの餌のヘリングを持っていってしまう困った小賢しい小魚。連続6回かかった時には流石に参りました。

とは言えカナダのフィッシングルールで持ち帰って良いキングの数が3日目で8匹中7匹に到達。コーホーは8匹中8匹、カサゴも12匹中12匹になってしまったので、最終日となる翌日はお昼まで釣りにいけるけど、あと1匹となってしまったのでその後の8時間以上かかる自宅への移動を考えて体を休めることにしました。そして今日は来た道とは逆方向にワシントン州へと帰路に着きました。

師匠が一眼で撮ってくれた。
帰りの海路はちょっと荒れたけど、気にせずバンバン進む!!

今回は天気にも釣果にもとても恵まれて船を変え、道具を整えて、冷凍庫を整理し、仕掛けを作り、毎日毎日確認確認の日々でした。数ヶ月前から準備を始めて、その準備の全てが報われた釣りとなりました。事故も無く忘れ物も全くなくて本当にホッとしています。そしてまた一年後、同じ場所に戻って大物狙い。この1年ある間に色々と情報を集めてそして勉強して、釣りは現場よりも実は研究と予習と計画が何よりも大切なスポーツ。ああ、来年まで待てないな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?