日本全国 観光列車の旅 第5回 SLやまぐち号

おはこんばんちは、とうちゃんのすまーと・らじお
日本全国 観光列車の旅、第5回目は山口県のSLやまぐち号を紹介します
SLやまぐち号公式ホームm (c571. jp)

SLやまぐち号は新山口駅から津和野駅まで山口線の62.9キロを約2時間かけて走っています。停車駅は始発終着駅含めて10駅です。 1973年に山口線から一度姿を消したSLですが、1979年8月国鉄総裁の一声で復活したらしいです。何か思うところがあったんでしょうかね。

牽引する機関車はC57形蒸気機関車(愛称:貴婦人)とD51形蒸気機関車(愛称:デゴイチ)、そしてDD51形ディーゼル機関車の3つの車両になります。
ただこの収録をしている2023/11月の時点でSLは2台とも修繕中でディーゼル機関車しか走っていません。直近の情報は公式ホームページにてご確認願います。
列車の運行情報も公式ホームページで確認してください。

ヘッドマークは丸形で黄色の背景にナベヅルの飛翔する姿が描かれています。
牽引している客車はSL全盛期に使われていた客車を再現したものでそのレトロ感は少し懐かしさを感じます。新山口側から1号車2号車の順で並んでいて5号車まで続いています。1号車と5号車には展望デッキがあり、新山口駅発の場合は1号車、津和野発の場合は5号車の展望デッキが利用できますが、1号車はグリーン車のためグリーン券を持っている人だけが利用できます。

次に沿線のスポットをご紹介します。

新山口(しんやまぐち)駅:山陽新幹線の停車駅でもあります。2003年10月に「のぞみ」の停車が決定したことに合わせて、小郡(おごおり)駅から「新山口駅」に改称されました。
駅南口にSLD51の動輪が展示されています。
北口にある観光案内所ではマンホールカードが手に入るかもしれません。
*マンホールカードとは:全国の自治体で発行しているカードで下水道に関心を持ってもらうために、各地域の特長を描いたマンホールを紹介している。

湯田温泉(ゆだおんせん)駅:
その名の通り温泉地でもあります。白狐が見つけた温泉ということで、駅前には白狐の像がお迎えしてくれます。また、駅の横には無料で利用できる足湯があります。近くには温泉に入浴できるホテルもあり、この辺りを散策する拠点として利用することができます。中には明治維新の史跡が現存する「松田屋ホテル」もあるので興味のある方はそちらに宿泊するのもいいかもしれません。

仁保(にほ)駅:機関車が坂を上がるため、機関士の皆さんが石炭を火にくべて蒸気を作ります。

田代トンネル:仁保駅から篠目(しのめ)駅の間にある山口線の最長トンネルです。全長1897メートル。窓を閉めないとススだらけになります。

長門峡(ちょうもんきょう)駅付近:
駅から出て国道9号を新山口側に戻ると道の駅「長門峡」があり、そこから阿武川(あぶがわ)沿いに 長門峡を散策することができる遊歩道が続いています。遊歩道の終点 竜宮淵(りゅうぐうぶち)までは片道5.1キロ、約100分かかります。帰りはシャトルバスで道の駅長門峡まで帰ってこれますので、疲れて歩けなくても大丈夫そうです。
途中に鈴ケ茶屋という食事処があり、鮎の塩焼きなどの和食をいただくことができます。
津和野側に国道9号を300mほど歩くと山口線の鉄橋が見える場所にたどり着きます。有名な撮影スポットらしく、SLを撮影しようとカメラマンが集まるようです。写真を撮る人はマナーを守るようお願いします。

地福(じふく)駅:
停車時間が13分あり、機関車をバックに記念撮影をしたり運転室を見学できたりします。

津和野(つわの)駅:
 終着駅になります。転車台があって、SLが向きを変える様子を見ることができます。駅前にもSLが飾られています。
 山陰の小京都と呼ばれる津和野には駅から歩いて30分のところに日本五大稲荷の一つ太鼓谷稲成(たいこだにいなり)神社があります。「いなり」は普通だと「稲荷」と書きますが、津和野藩主7代目亀井矩貞(かめいのりさだ)公が願い事がよく叶うように大願成就の意味を込めて名付けたそうです。稲荷神社といえば朱色の鳥居がトンネルのようになっているのが印象的ですが、こちらの稲成神社も参道から鳥居が並んでいるそうです。
 参道の途中には津和野城跡に行くためのリフトが運営されています。頂上まで徒歩でも登れるそうですが、急勾配で40分ほどかかるようです。足に自信のある方は歩いて登ってみてください。別名三本松城とも呼ばれている津和野城ですが、鎌倉時代に吉見頼行(よしみよりゆき)公が30年かけて築城した城だそうです。今は石垣と石畳のみが残存しているようです。
頂上からは正面に秀峰青野山(しゅうほうあおのやま)、眼下に津和野の町並みが広がります。

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